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怖ガラセ屋サン 幻冬舎文庫

澤村伊智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344434035
ISBN 10 : 434443403X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

1

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年、大阪府生まれ。2015年に『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞を受賞しデビュー。19年に「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞“短編部門”、20年に『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    「ココって怖ガラセ屋さんが出るって聞いたけど本当ですか?」謎の女性に頼むと標的を恐怖のどん底に突き落としてくれる。まるで都市伝説のような彼女は確かに存在していて依頼人の希望により登場人物達を完膚なきまでに怖がらせその人生を破壊する。子供同士のいじめからの絶望的な結末「子供の世界で」怪談ライブが5人目の語り手により一変する「怪談ライブにて」病院で隣のベットの老人に毎日お見舞いに来る女性は誰なのか?「見知らぬ人の」など驚きの謎が隠されたミステリ要素と得体の知れない恐怖がうまく融合した世界観が独特な連作短編集。

  • 眠る山猫屋

    これは・・・想像以上に怖い小説だった。誰にだって怖いものはあるだろうし、それに対しての心構えもある程度は持っているはず。しかし思い描いていた以上の“怖いもの”が想定外の方向から襲いかかってくる、そんなエピソードが積み重なってくる、それがこの物語だ。憎い相手に恐怖を与えてくれる、そんな都市伝説「怖ガラセ屋サン」が、ごく普通の姿で日常に侵食してくるおぞましさ。そしてリターンしてくる怪異。

  • HANA

    傑作。これまで読んだ著者の本の中で一番好き。語り手の前に現れる「怖ガラセ屋サン」を描いた連作なのだが、どれも出会う相手に自業があり出会う事により自得が訪れるので、読んでいるこちらのカタルシスの解消は凄いものがある。「子供の世界で」と「怪談ライブにて」が一番かな、そういう意味だと。『笑ゥせぇるすまん』を何となく思い出す。当初人間感があった怖ガラセ屋サンが神話じみた都市伝説じみた存在に昇華していくのも『座敷女』じみた怖さが感じられた。恐怖ありブラックユーモアありの作品なので、是非読んでもらいたい一冊でした。

  • アッシュ姉

    ホラーとしてもミステリーとしても両方楽しめる短編集。誰かを怖がらせて欲しいという依頼を引き受け、確実に実行してくれる怖ガラセ屋サン。狙われたら最後だが、読友さんのレビューのとおりターゲットにも非があるので理不尽というよりは因果応報な印象。「見知らぬ人の」「子供の世界で」がお気に入り。何が一番怖かったって、やっぱり澤村さんだわ(小説じゃなくてご本人)。

  • Kazuko Ohta

    私が子どもの頃に聞いた都市伝説で覚えているものといえば、すぐに思い浮かぶのはやはり口裂け女。あんなの絶対ウソだとわかるから今は笑ってしまうけど、本作に収録されている中にはホントにありそうな話も登場します。特に昔だれかをいじめた過去があるなんて人は、見えないものが見えてしまうこともあるのでは。その点、幼稚園のときにいじめられっ子側だった私は大丈夫か!? そのことは何十年経とうが決して忘れませんし、もしもあのいじめっ子ふたりが現在も元気でいるならば、今からでも「怖がらせ屋さん」に頼みたいぐらいです。(^^;

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