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ファミリーランド 角川ホラー文庫

澤村伊智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041124512
ISBN 10 : 4041124514
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

タブレット端末を駆使して、家庭に浸食してくる姑との確執。黒髪黒目の「無計画出産児」であるがゆえに、世間から哀れみを受ける子供の幸福。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。嫁いびり、ネグレクト、晩婚、毒親、介護など、テクノロジーが発達した未来であっても、家族をとりまく問題は変わらない。ホラー界の旗手が描く、新時代家族小説。

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年、本書で第19回Sense of Gender賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムトモ

    筆者のホラー作品のファンなので今作も…と思ったらSF短編集でした🫵近未来SFでこれまた全作余韻が残る面白かったなぁ〜👍短編だったのであっさり薄味でしたので各作品の登場人物が同じ世界に暮らしていて世界線が交わる濃厚なSF作品を書いて欲しいなぁ🙇(ノ-_-)ノ~┻━┻次はリカお嬢新作へ🧟‍♀️

  • H!deking

    ほうほうほう、澤村さんが書くとSFってこうなるんですね。めちゃくちゃ面白かったです。えっと近未来の日本を描いた短編集ですね。全部好みだったけど、特に最後の話はこの国のお葬式のあり方を考えさせられるお話でした。100年先の未来に癌とかでそんなに簡単に人が亡くなるのかなっていう話はさておき笑 これもいつもの本屋で見つけたサイン本です!大事にします〜!

  • JKD

    オンライン姑の執念とも言える完全監視による嫁姑の確執、無計画出産児デキオとデキコたちの世界、進化したマッチングアプリとプライバシーゼロの世界、自宅看護用ドローンの献身さにドはまりする引きこもり人間、超高齢化時代の介護キットによる人体改造と謎の宇宙船、進化したメタバース上でのAR葬儀にお墓参り。ちょっと現実離れしているようだがこの先100年後に起こり得るであろう社会問題をリアルに描いているので、あたかも現実のような錯覚を起こす不思議な世界観。近未来イヤミス。VRドラマのパラダイス銀歯だけは大爆笑でした。

  • キムチ猫屋

    ひょ〜、近未来なんだけど現代を風刺しているようで、リアルすぎ!気に入ったのは@今夜宇宙船の見える丘に。悲しい親子関係、年金繋がり、宇宙も同じなの?!先ゆく未来も暗いなA愛を語るより左記のとおり執り行おう。シュールな場面は思わず笑ってしまった!いつかこんな時代がくるのかしら?生活が進化したとしても、やはり人間は関わり合って生きて行くんだろうなぁ、そうあって欲しいと願う話でした。

  • Kazuko Ohta

    生まれも育ちも阪急宝塚沿線の者としてはタイトルからしてウキウキ。しかし内容は決してウキウキできるものではありません。澤村さんってこんなSFも書いちゃうのか。連作短編とまでは言わないけれど、あらこの人という人物が後のお話にもちらりと姿を現します。日々の生活も出産も葬式もシステム化されて人間の考える余地なし。果たして狂っているのは誰なのでしょう。会話にしばしば登場する映画の名前や亡くなった芸能人=逸見(いつみ)さんを知っていれば、その頃が懐かしくてノスタルジーを感じたりも。今のお葬式の良さを改めて教えられる。

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