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アウターq 弱小webマガジンの事件簿

澤村伊智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396635978
ISBN 10 : 4396635974
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan

Content Description

駆け出しの貧乏ライター湾沢陸男。この男の行くところに、奇っ怪な事件あり。癖の強すぎるスタッフが集うウェブマガジン『アウターQ』。エンタメサイトのはずなのに引き寄せてしまう、ホンモノを…。ホラー界の俊英が描く、あなたのヨミを必ず裏切る新感覚ミステリー!

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年、大阪府生まれ。2015年、『ぼぎわんが、来る』で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞し、デビュー。2019年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • しんたろー

    ウェブマガジンのライター・湾沢が、奇怪な現象を取材して謎解きをする7つの連作短篇集。ホラーテイストなミステリで気軽に読めるが、最終話で各編に伏線が張ってあったのが判る仕組みなのは憎い!「もしかして、伊坂さんの雰囲気を狙っている?」と思わせる構成&キャラ設定なのが面白い。地底アイドル・練馬ねりと湾沢の先輩・井出のキャラクターが濃くて好みだが、肝心の主人公に魅力が足りなくて残念。最後のオチがイヤミス風なのは疑問だが、切ない余韻ある『歌うハンバーガー』とオカルトミステリとして上出来な『目覚める死者たち』は好き。

  • nobby

    うーん、あくまで個人的に澤村さんにアレしてるのは、コレじゃないから少しアレな作品…Webマガジンに載せられるのは、まさに身近なB級記事の掘り起こし。いや、各編で取り上げられる落書きにグルメに時事ネタなどには惹かれるんだけど、作者の器用さ故にホラーとミステリどちらも物足りなく感じてしまったのが残念…もちろん、単なる短篇で終わらない連作ぶりで導き出される復讐は何とも大掛かり執念深くゾッとする…でも、あくまで流れで読む程度で感嘆までは至らず…やっぱりアレみたいにブルブルとアレしながら読める傑作を待ち望むばかり!

  • みっちゃん

    かつて少年だった自分を懐かしむノスタルジーに満ちた話、と思わせてからのとんでもない真相に思わず息を呑む第1話の後は、ホラー要素も絡めながらのちょっと軽めのミステリーが続いていたが。最終話でそれまでの世界がぐるん!と裏返る。実はアレはアレだったのか。恐ろしい。でも、いくらフィクションでもそこまでするものだろうか、ちょっとアレすぎやしないか、などと思いながらも、やっぱり澤村作品は後ろを振り返れなくなるような、ぶるぶる震え上がるようなホラーが読みたい。

  • モルク

    弱小Webマガジンのライター湾沢の事件簿7編。幽霊がお客のハンバーガーショップの店主とか、地下アイドルとか結構回りは癖が強い。先輩ライターである井手の「アレ」という意味不明で、推察するにもなんか面倒な言葉の連発はいただけない。だが、これがあとで意味あることと知る。勘違いがあらぬ方向に話をひろげ、人を窮地に陥れることの怖さ。真実だけを求めることはSNSの時代には読み手を選ぶのだろうか。

  • よつば🍀

    「笑う露死獣」「歌うハンバーガー」「飛ぶストーカーと叫ぶアイドル」「目覚める死者たち」「見つめるユリエさん」「映える天国屋敷」「涙する地獄屋敷」7話収録の連作短編集。これは文句なしに面白い。軽いミステリーかと思っていると1話で早くもその毒気に当てられる。ウェブマガジン『アウターQ』に舞い込む奇怪な事件を、癖の強いスタッフ達が取材し、記事にして行くのだが、流れはどんどん不穏な方向へ。誰が味方で誰が敵なのか?疑心暗鬼が止まらない。逆転に次ぐ逆転には物の見事に騙された。読後は人の心に潜む闇と悪意にヒンヤリする。

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