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ばくうどの悪夢 角川ホラー文庫

澤村伊智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041150122
ISBN 10 : 4041150124
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

東京から父の地元に引っ越してきて以来、悪夢に悩まされていた「僕」は、現実でもお腹に痣ができていることに気づく。そして同じ悪夢を見た友人が死んでしまう。夢に殺されたのか。次に死ぬのは誰か――。

【著者紹介】
澤村伊智 : 1979年大阪府生まれ。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、選考委員から高評価を獲得した。19年、「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。20年、『ファミリーランド』で第19回Sense of Gender賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    比嘉姉妹シリーズの4冊目の長編で現時点での最高傑作だと思える面白さでしたよ。病院を襲う大量殺人事件と子供達に迫る死を呼ぶ怪物「ばくうど」にライター野崎と比嘉姉妹が挑む。前半では犯人当てミステリーの多重解決とショッキングな展開と強烈な騙しのトリックが炸裂し、後半では二転三転するどんでん返しのサスペンスの怪物との戦いの終りの見えない迷宮の如き展開に戦慄が込み上げ頁を繰る手が止まらなくなりましたよ。著者はいろんなパターンの恐怖で楽しませてくれる変幻自在の名手ですね。非常に心配なラストですので新作を待望しますね。

  • 眠る山猫屋

    冒頭から凄惨な、あまりに凄惨な事件の描写が。そして短編集の方で真琴が危急の事態に陥っているのは知っていたが・・・。夢オチには批判的な人が多いと思うが(自分もそう)一概にそうも云えないな。トリッキーなスタイルで綴られる今作も、微妙な違和感を感じながら読み進めて行けば、いつしかばくうど(と作者)の術中に。琴子や片桐に幻惑されて迷い道へ誘われるが、主人公は子供たち。今まで強靭な意志を見せつけていた(ようなw)琴子が願った夢が哀しくて・・・。参考文献にまで凝った一編。でも、比嘉姉妹なんだから真琴もきっと・・・。

  • みなみ

    人に極楽の夢を見せた上で、命を奪う化け物がテーマのホラー。現実の中で描かれる事件が凄惨だっただけでなく、SNSでの手のひら返しが恐ろしくて、化け物と同じくらい気持ち悪かった。極楽の夢を見てしまうと、夢だと気付いたとしても現実に戻りたくなくなるのは理解できる。真琴が大丈夫なのか心配になったけれど、今後のシリーズには登場するのだろうか。

  • ゆん

    待望の比嘉シリーズ長編! 序盤は陰惨で読んでいて気持ち悪くなる描写が続き、憂鬱になった。 陰惨で残酷な事件と夢の中に現れる化物、それを引き起こした『犯人』は…読んでいて「はぁ!?」って声が漏れてしまうくらいびっくりした。 びっくりしたのも束の間、何が夢でどこから現実でいつから夢なのかもう区別がつかなくなり言い知れぬ不安感に包まれた。 そして途中で蘊蓄が余りにも多すぎて飛ばし読みしてしまった。 面白かったですけど、過去の比嘉シリーズと比べると見劣りしちゃうかな。

  • kosmos

    読んでいる間ずっと、自分の意識までグラグラしてくるような感覚だった。夢と現実の境目が分からなくなる。前半と後半で、子供たちにとっての「夢」が全く違う意味を持つものになっているのが印象的。大人のゴタゴタに巻き込まれているのが気の毒だけど、終盤は子供たちの強さを感じた。何も知らないのに好き勝手なことばかり言っている人たちが本当に腹立たしい。そしてこの先の展開も気になる。続きが読みたい。

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