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滄海よ眠れ 2 ミッドウエー海戦の生と死 毎日文庫

澤地久枝

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620210902
ISBN 10 : 4620210900
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

空母四隻を撃沈され、日本海軍が大敗を喫したミッドウェー海戦。地を這うような取材で日米戦死者三四一八名の詳細を明らかにし、彼らと遺族の声を丹念に刻んだ渾身の記録。空母「蒼龍」艦長・柳本柳作大佐と妻アヤ、生還した空母「赤城」艦長・青木泰二郎大佐の苦悩、米駆逐艦「ハマン」で戦ったイタリア系移民の息子、若くして散った命と残された日米の母の長き歳月。[全五巻]

目次 : 第四章 空母「蒼龍」艦橋/ 第五章 生きのこること/ 第六章 「ハマン」からの声/ 第七章 子午線の東と西/ 第八章 シアトルにて/ 第九章 母の長命/ 第十章 ナーシング・ホーム

【著者紹介】
澤地久枝 : ノンフィクション作家。1930年9月3日、東京・青山生まれ。4歳のとき家族ぐるみで満州(中国東北部)へ移住。吉林で終戦を迎えた。1949年、中央公論社入社、経理部員として働きながら早稲田大学第二文学部(夜間)で学ぶ。卒業を機に「婦人公論」編集者に。将来を期待されていたが、28歳のときに僧帽弁狭窄症と宣告され、重い心臓病との二人三脚が始まる。1963年、編集次長をさいごに退社。以後約10年にわたり五味川純平の助手を務め、『戦争と人間』の注を執筆した。著書に『火はわが胸中にあり 忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』(日本ノンフィクション賞、1978年)ほか多数。『滄海よ眠れミッドウェー海戦の生と死』は、資料篇にあたる『記録ミッドウェー海戦』とあわせ、1986年の菊池寛賞受賞。2008年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイトKATE

    2巻では、戦死した兵士の家族に焦点を当てている。私が印象に残っているのが、遺族となった母親たちである。澤地久枝への取材では淡々と語っているが、母親たちの言葉の節々には子供を失った苦しみと、自分だけが生き残ってしまったという後ろめたさを背負っていたことが伝わってくる。澤地久枝の文章は、ノンフィクションの手法に従い冷静に書いている。冷静に書いているからこそ、戦争の悲しみが心に届いてくる。

  • 吉田よしこ

    ★★★★☆

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