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滄海よ眠れ 1 ミッドウエー海戦の生と死 毎日文庫

澤地久枝

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620210896
ISBN 10 : 4620210897
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

太平洋戦争中の昭和十七(一九四二)年六月、日本海軍が米軍に大敗したミッドウェー海戦。執念の取材で日米戦死者三四一八名の詳細を明らかにし、彼らと遺族の思いを丹念にすくい上げた渾身の記録。空母「飛龍」飛行隊長・友永丈市大尉、沖縄出身兵と家族、インディアンの血を引く米第八雷撃機中隊ジョン・チャールズ・ウォルドロン少佐の生涯。一九八六年の菊池寛賞受賞作。[全五巻]

目次 : 第一章 友永大尉の「真実」(出撃まで/ ミッドウェーへ/ 片肺の艦攻機 ほか)/ 第二章 いのちが宝(戦場の市民たち/ 素直な少年/ 玉那覇平一・二十六歳 ほか)/ 第三章 インディアンの血(第八雷撃機中隊/ ゴッド・ブレス・ユー/ ダイヤの腕輪 ほか)

【著者紹介】
澤地久枝 : ノンフィクション作家。1930年9月3日、東京・青山生まれ。4歳のとき家族ぐるみで満州(中国東北部)へ移住。吉林で終戦を迎えた。1949年、中央公論社入社、経理部員として働きながら早稲田大学第二文学部(夜間)で学ぶ。卒業を機に「婦人公論」編集者に。将来を期待されていたが、28歳のときに僧帽弁狭窄症と宣告され、重い心臓病との二人三脚が始まる。1963年、編集次長をさいごに退社。以後約10年にわたり五味川純平の助手を務め、『戦争と人間』の注を執筆した。著書に『火はわが胸中にあり 忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』(日本ノンフィクション賞、1978年)ほか多数。『滄海よ眠れミッドウェー海戦の生と死』は、資料篇にあたる『記録ミッドウェー海戦』とあわせ、1986年の菊池寛賞受賞。2008年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイトKATE

    太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦で犠牲になった日米両軍兵士の素顔を追ったノンフィクション。澤地久枝は、戦争で犠牲者は数字で記録されることはあっても、犠牲者一人ひとりに人生があり知ってほしいと信念から取材している。1巻で印象に残っているのは、沖縄出身の兵士たちである。沖縄出身の兵士たちのほとんどが、貧しい家庭で生まれ生活が苦しいために軍隊に入隊していた。ミッドウェー海戦で犠牲になった兵士の家族も沖縄戦に巻き込まれていた。辛い内容ばかりだが、残り4巻読みたくなる。

  • 吉田よしこ

    ★★★★☆

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