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ISBN 10 : 4309407250
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城とは裏返しにされた牢獄であり、牢獄とは裏返しにされた城である―著者は、日本へのサド紹介と再評価に尽力するなかで、城と牢獄が象徴する意味を極めて現代的な視点で解き明かす。サド侯爵の思想と、その思想が巻き起こす「事件」を論じた第一章のほか、第二章ではボルヘスやコクトーを、第三章では稲垣足穂、滝口修造など東西の芸術に関する論考を併載する。
目次 : 城と牢獄/ サドの論理/ サド侯爵とジャンヌ・テスタル事件/ サドとマゾッホ―種村季弘『ザッヘル・マゾッホの世界』を読む/ 精子派としてのサド/ フランス版『サド侯爵夫人』について/ 惑星の運行のように―ルノー/バロー劇団『サド侯爵夫人』を見て/ ラコスト訪問記/ ラウラの幻影/ ポルノグラフィーをめぐる断章〔ほか〕
【著者紹介】
渋沢龍彦 : 1928年東京に生まれる。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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優希
読了日:2016/09/29
sigismund
読了日:2016/03/15
ぐうぐう
読了日:2009/02/23
Gimmikc
読了日:2016/05/27
のなん
読了日:2015/01/05
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