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職業としての大学教授

潮木守一著

User Review :1.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120040672
ISBN 10 : 4120040674
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2009
Japan

Content Description

学問に近道はない。教授への近道はもっとない。英仏独米日で、大学教員はどのように育成され、どのように選抜されているかを比較。日本の仕組みのどこが改善されるべきなのか、その今日的課題を明らかにする。

【著者紹介】
潮木守一著 : 1934年生まれ。東京大学教育学部卒業。名古屋大学教授を経て、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科招聘教授。名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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18歳人口減少で大学経営が難しくなってきた...

投稿日:2009/12/06 (日)

18歳人口減少で大学経営が難しくなってきた。大学生が減るのなら大学院生を増やせばよい。大学院生が増えたのだから博士号取得者も増えるべきだ。しかし、大学も全入時代となり学生の学力が著しく低下している中、大学院進学者のレベルだって相当低いことは明々白々である。本来なら明治維新並の教育改革を行わなければならないのに、相変わらず大学では権力を握った政治屋と揶揄されるボス教授の横暴がまかり通っているし、文部省の役人も天下り先として大学が必要であるし、政治家にだって大学正教授や客員教授もいる。客寄せパンダのために芸能人を教授にしている大学だって珍しくはない。教授の中には本務校をそっちのけにし、アルバイト教員として小遣い稼ぎを行っているのも珍しくない。このため、いくらできのよい大学院生でも、就職口はなく、派遣労働者以下の待遇でしかない非常勤講師にすらなれない者も続出。元大学教授の著者もこのようなぬるま湯に漬かってきた口であろうか?何やら細かな数字がいろいろ出てくるものの、某首相ではないが、大学を「ぶっ壊」さなければ状況は少しも改善しないであろう。

古楽器奏者 さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 磁石

    昔は貧しかったから+母校中心主義+私立大学の自立=教授と学長を自己繁殖で……。最近人事の公開により、あくまで業績の有無で決める。教育にかける国の予算が他先進国に比べて半額以下。信頼できる批評者として学生を育てる。30歳以上も時間と金を拘束しながらも、益などほぼない博士号課程は即刻停止。などなど、大学のコスト意識の低さ、経営されていない歪み。……やはり現場の分析/不満?は鋭い。

  • 読書実践家

    大学への就職事情について海外のデータも取り入れながら、理解を深められる本。

  • stateishi

    潮木先生らしい一冊。たとえ著者名を伏せても潮木先生と分かるかもしれないくらいのパッション。某はてブで騒がれていたようですが、博士課程に人いれるの一時止めたら?ぐらいのことが本当に書いてあってびびりました。優秀な人材を如何に引きつけるかというのは昔から課題で在り続けているというのを知るためには『アメリカの大学』も併せて読むのが吉です。博士課程問題(≠大学院問題。ここ重要)を考えるには、少々値が張りますけど、この一冊を読んだら良いと思います。欧米との比較もあってお得。

  • takao

    ふむ

  • Sosseki

    教授が逆ピラミッドとは知らなかったが、確かにそうだ。ということは、若者が少ないということか? 博士課程の募集をしばらく行わないという提案は、博士希望、有望な学生には勿体ないから数を絞るということだろうが、全体として若者の立場に立っている提案で、好感が持てる。 たとえばドイツには博士課程がないなど、国によってそんなに教員養成・採用・待遇があるのか。大学、大学教育、学生、教員、研究者、少子化や財政問題、技術や研究スピードの速さなど世界的に問題な問題のようだ。

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