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南総里見八犬伝 9

滝沢馬琴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106203916
ISBN 10 : 410620391X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

犬江親兵衛は都で使命を果たすが、管領・細河政元はその智勇を愛し、館に幽閉する。親兵衛が帰国を条件に引き受けた難題は、掛け軸を抜け出した虎退治だった…。巻末解説は「「八犬伝」の用字・語彙」。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Willie the Wildcat

    第132回-145回。当巻のハイライト、『無瞳子の虎』。諸悪を炙り出し、一掃した感。任和寺の「壁画の馬」の伝説が基、頭に浮かんだのが「目は心の鏡」。政元の”切り札”を出さざるを得ないことと、それを出すことで失うモノ、心の葛藤。その”半将軍”と呼ばれた政元の奢らない姿勢との対照性もミソ。次に、金碗を通して触れる家と名跡。馬琴自身の家督断絶と、息子が医師となり再興される馬琴の心底が頭によぎる。ここでも名刀(若鮎)と名馬(走帆)が登場。読後の相関関係作りの楽しみの1つとなる。

  • shunkichi

    前半は海賊退治の話で、後半は京都での親兵衛の活躍の話。親兵衛、実は泳ぎが下手で、代四郎が大活躍である。京都へはいってからは、親兵衛は5人と対決したり、殿様にほれられてアプローチかけれらたり、虎が絵からでてきたり、虎が大暴れしたり、親兵衛に負けた4人が同士討ちしたりで、けっこう大変である。京都から帰られるのだろうか??虎の絵をかいた夫婦の話は、ちょっと説教臭いかな。

  • りょく

    親兵衛in京都。虎退治のいい所で終わってしまった… 政元さん、人を見る目があるのやらないのやら。管領であれ、苛政を施す為政者にはそれなりのツケがまわってくるのが、八犬伝の痛快なところだと思う。因果応報、勧善懲悪が一貫して物語の軸として通っているところに、読んでいて好感が持てる。 解説は馬琴の語句・漢字の使用について。雅⇔俗が上手く取り入れられているんだなぁと思った。もっと視野を広く持って勉強する必要があると改めて感じた。

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