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もっと知りたい川瀬巴水と新版画

滝沢恭司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784808711825
ISBN 10 : 4808711826
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

伝統的な浮世絵版木版の技術を踏まえ、大正から昭和にかけての新しい時代の美意識を表現した版画芸術、「新版画」。昨今、その代表的作家である川瀬巴水や吉田博の作品が注目を集めている。近代日本美術のなかで特異な輝きを放つ「新版画」の入門書決定版。


《著者情報》
滝沢恭司(たきざわ・きょうじ)
長野県生まれ。日本大学芸術学部芸術研究所修了。立教大学学校・社会教育講座学芸員課程修了。1987 年、町田市立国際版画美術館学芸員。現在、担当課長兼学芸係長。マヴォを中心としたアヴァンギャルドと近代日本版画史を中心とした研究に携わる。これまでに、「ブブノワ1886-1983展」(1995年)、「極東ロシアのモダニズム1918-1928」展(2002年、倫雅美術奨励賞)、「美術家たちの『南洋群島』」展(2008年)、「鬼才の画人 谷中安規展」(2014年)、「横尾忠則 HANGA JUNGLE」展(2017 年、美術館連絡協議会カタログ論文賞)などを企画。また2005 年と2018 年に新版画を取り上げた「浮世絵モダーン」展を企画。主な著書に『コレクション・モダン都市文化 第29巻 構成主義とマヴォ』(ゆまに書房、2007年)、『美術批評家著作選集 第16巻/第17巻 村山知義 美術批評と反動(上)(下)』(ゆまに書房、2013年)、『日本美術全集 第17巻 前衛とモダン』(共著、小学館、2014年)など。

【著者紹介】
滝沢恭司 : 長野県生まれ。日本大学芸術学部芸術研究所修了。立教大学学校・社会教育講座学芸員課程修了。1987年、町田市立国際版画美術館学芸員。現在、担当課長兼学芸係長。マヴォを中心としたアヴァンギャルドと近代日本版画史を中心とした研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sofia

    先日、川瀬巴水展を見たので。「川瀬巴水と新版画」とあるように巴水以外にいろいろな画家の版画が載っている。私は江戸の版画にはない電信柱や電燈があると見入ってしまう。来日した欧米の版画家がいたこそさえ知らなかった。

  • booklight

    江戸の浮世絵版画の技法に大正昭和の近代美が加わったものが新版画。その立役者の一人が川瀬巴水。海外輸出用として発展したが、やがて国内でも人気に。浮世絵らしく美人画や人物画もあるがやはり風景がいいな。巴水のそういった背景も踏まえると、外人向けのお土産を見るようなジャポネスクと懐かしい風景と近代美が、微妙にまじりあっているがまだ混合されていないような様子も面白い。巴水が写生旅行を重ねて風景を描いていたことも知ることができて新鮮だった。エリザベス・キースやノエル・ヌエットなどの外人が描いた新版画もよかった。

  • 川瀬巴水の展覧会の予習。観に行ったら、より親しみが湧いて来た。ゆっくり復習しよう。関東大震災と版元の渡邉庄三郎の経緯。1930年S5年のオハイオ州トリード美術館の特別展で取り上げられた五葉、深水、巴水、吉田博…の10人343点の衝撃は大きかった。2021.6.10

  • yyrn

    何度見ても素晴らしいと思っていた川瀬巴水の版画だったが、絵ハガキ以下に縮小され、1ページに数枚の絵を載せる本書の構成ではその良さが十分に伝わってこなかった。同時に『巴水の日本憧憬』という中型本を読んでいるが、そちらでは従来どおりの良さを味わえるので、やはりある程度のサイズ感がないと絵の持つ味わいが伝わってこないものだなということがよく分かった。初見の絵であればそれほどの違和感は感じなかったのかもしれないが、何度も見ている絵には特に物足りなさを感じた。その分、解説は充実していますが、でも肝心なのは絵でしょ。

  • P太郎 ̄(=∵=) ̄

    日本画かと思っていましたが版画でした。淡い色と濃い色で奥行があります。月の光に浮かび上がる雲や、水面に映る街の光、モダンを通り越してジブリに見える!アニメの見すぎです😅東京出身なんですね。少し懐かしい、何だか親近感がわく版画です。

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