Books

社会に生きる個性 自己と他者・拡張的パーソナリティ・エージェンシー

溝上慎一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798916415
ISBN 10 : 4798916412
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 自己と他者の観点から見る学びと成長(人の発達において他者理解は自己理解に先立つ/ 免疫システムにおける自己と非自己 ほか)/ 第2章 現代社会で求められる拡張的パーソナリティ(現代における社会性/ 求められる拡張的なパーソナリティ特性―外向性と経験への開かれ ほか)/ 第3章 エージェンシー(OECDの学習者のエージェンシー/ OECDのエージェンシーは拡張的パーソナリティの表れでもある ほか)/ 第4章 教育雑考(「この生徒はおとなしいしコミュニケーション力は低いけど、歴史が大好きなので、得意とするところを伸ばしてやりたい」をどう見るか/ 自分が生徒の時にはアクティブラーニングをしてこなかった。なぜ今の生徒にここまで求めるのか ほか)

【著者紹介】
溝上慎一 : 学校法人桐蔭学園理事長、桐蔭横浜大学学長・教授。1970年生まれ。大阪府立茨木高等学校卒業。神戸大学教育学部卒業。京都大学博士(教育学)。1996年京都大学高等教育教授システム開発センター助手、2000年同講師、教育学研究科兼任、2003年京都大学高等教育研究開発推進センター助教授(のち准教授)、2014年同教授。2019年学校法人桐蔭学園理事長、桐蔭横浜大学特任教授、2020年4月より現職。日本青年心理学会理事、大学教育学会理事、“Journal of Adolescence” Editorial Board委員、公益財団法人電通育英会大学生調査アドバイザー、文部科学省各委員、大学の外部評価・中学・高等学校の指導委員等。日本青年心理学会学会賞受賞。専門は、心理学(現代青年期、自己・アイデンティティ形成、自己の分権化)と教育実践研究(生徒学生の学びと成長、アクティブラーニング、学校から仕事・社会へのトランジション、キャリア教育等)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きいち

    著者は、人は「他者の森を駆け抜けて自己になる」(自己形成の心理学)と喝破した心理学者にして、より学習者が成長できるアクティブラーニングを追求する実践者。その活動の幅を一貫して理論づける。◇自分の考えをアウトプットし、自分と異なる考え方をする他者に出会うこと。自己内対話の重要性。外向性や好奇心が学習・成長を促すこと。結び付けられていく。◇超わかりにくいOECDの「エージェンシー」の説明に納得。ありがたい。◇話題となっているのは中学高校での実践だが、社会人にとっても同じこと。自己内他者が偏ってる分大変なだけ。

  • あべし

     社会を生きる子どもを育てていくために、どのような視点が教える側の人間には必要なのかを説いた本。主に「自己」とは、どのようなものであるのかについて語っている。「自己〜」という言葉を使ってたくさんの「自己」について語られていた。興味深く読んでいった。「自己」とは、他者がいるからこそ成り立つ概念である。「他者を見て、自分はどうなのだ」と考え、行動を決めたり、考えを深めたりすることが「自己形成」なのだろう、と読んでいて思った。  自己肯定感よりも自己効力感を高めよう、という意見には得心がいった。大事な視点だ。

  • U-Tchallenge

    シリーズ第三巻となる本書は、溝上先生の心理学者としての一面が全面展開されているようなものとなっている。今年度から小学校では全面実施となっている学習指導要領。そこでのキーワードの一つとして、「主体的・対話的で深い学び」がある。いわゆる、アクティブラーニングである。それについて「自己と他者」「拡張的パーソナリティ」等の理論を交え、説明されている。つまり、実践的というよりは理論的な内容となっている。だから、アクティブラーニングを展開していきたい、と思っている者にとっては必読の一冊となっているということだ。

  • U-Tchallenge

    待ちに待ったシリーズ最新刊。一巻・二巻はどちらかと言うと、現場での実践寄りの内容となっていた。今回は、どちらかと言うと理論的なものが丁寧に書かれている印象。だから、一巻・二巻の内容の裏付けがなされることとなっている。今回の一冊だけでも、もちろん学ぶことはあるが、できたらシリーズを通して読むことをお勧めしたい。そして、一巻・二巻と読んでいる人には、この三巻は是非とも読むべきであることを強く言いたい。主体的・対話的で深い学びを実現させたい、と思っている者にとっては、今回も必読の一冊となっている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items