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実学思想の系譜 法蔵館文庫

源了圓

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784831826893
ISBN 10 : 4831826898
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幕末志士たちを生んだ改革エネルギーの源!

幕末の日本に改革・変革を目指す「志士」たちがなぜ登場し得たのか。迅速な近代化はなぜなされたのか。著者はその疑問を解くカギを「実学」に見出す――。

山片蟠桃・海保青陵・佐久間象山・横井小楠・吉田松陰・福沢諭吉・北村透谷など、江戸中期から幕末、そして明治中期に及ぶ実学思想の展開・系譜を跡づけ、時代の底流を流れる思想水脈を把握し、維新遂行の知的・内在的要因を解明する。

「実学」にこだわり続けた日本思想史学の泰斗ならではの視点から、維新史の新解釈を提唱した卓抜の書。
解説=大川 真

【目次】
まえがき
日本における実学思想の展開と近代化
和魂洋才への道
幕末志士の悲願
実学史観の提唱
維新前後の実学思想と近代文学の成立
教育者としての福沢諭吉
北村透谷論
日本の「実学」について
あとがき
〔付記〕最近の実学研究の現状
解説 「虚」と「実」を超えた「実学」の提唱(大川 真)

※本書は1986年6月10日に講談社学術文庫として刊行された書籍の再文庫版です。

【著者紹介】
源了圓 : 1920年熊本県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。日本女子大学・東北大学・国際基督教大学の教授、コロンビア大学・北京日本学研究センター・オックスフォード大学の客員教授を歴任。2001年より日本学士院会員。専攻は日本思想史。2020年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • Go Extreme

    日本の近世 近代における「実学」思想の系譜 多様性と変遷 近代化への役割 実学概念:現実的 実用的学問 多義性あり 時代 立場で意味変化 朱子学「虚」対比から 実証 合理へ 江戸期:多様な展開 荻生徂徠 本多利明 石田梅岩等 日本的自然観影響 東アジア比較:中国 実事求是 朝鮮 北学派 事大主義影響 幕末 維新期:志士の思想基盤 横井小楠 福澤諭吉等 洋学導入 富国強兵 殖産興業 影響: 近代文学成立の思想的条件 提供 一方で文学との緊張関係も 現代的意義:伝統踏まえ新知識導入 社会進歩貢献精神

  • yokkoishotaro

    虚と実に着目していることが興味深い。それがその後の科学技術の発展につながっていることを考えると実在論の可能性を大きく感じた。何が虚で何が実かは一義的ではないが、虚と実を分けること自体が大きなポイントであると気づくことができた。 また、福澤の教育についても知ることができた。 「一国の教育とは有志有力にして世の中のことを心配する人物が世間一般の有様を察して教育の大意を定め以て普く後進の少年を導く」、さらに「教育は人に物を教ふるに非ず、唯天資の発達を妨げずして能く之を発育するにあり、能力の発育にあり」と。

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