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ウンコの教室 環境と社会の未来を考える ちくまプリマー新書

湯澤規子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480684349
ISBN 10 : 4480684344
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたはウンコが嫌いですか?汚くて恥ずかしいものとして嫌われがちなウンコですが、生産や消費と同じように、人生には欠かせません。文理、歴史の壁を越えたウンコ探究に出かけよう。

目次 : 1 ウンコと未来(ウンコから世界を知ることはできる?)/ 2 ウンコと社会(学校でウンコがしにくいのはなぜ?/ トイレとウンコの海外事情はどうなっている?)/ 3 ウンコと環境(ウンコは役に立つ?/ 「食べること」と「出すこと」はつながっている?/ サラブレッドのウンコはどこへ行く?)/ 4 ウンコと生きる(健康で文化的な生活に必要なものとは?/ 「ウンコと生きる」が意味するものとは?)

【著者紹介】
湯澤規子 : 1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院、経済地理学会著作賞、地理空間学会学術賞、日本農業史学会学会賞)、『胃袋の近代―食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会、生協総研賞、人文地理学会学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    冒頭、著者は人間「衣食住」が大切という語そこに「便」を付け足したいと書いている。ウンコというと子供は笑い大人は嫌な顔をする。しかし著者の言うことはもっともだと思う。地震や災害に見遭って困るのが「便」のことだと聞いたことがある。食べ物や着るものは運べば良いとして被災者分トイレは支給できないからだ。そんなことを考えながら読み進めた。「便」の行方は昔の肥料として使われず単なる廃棄物、それを再びリサイクルできないか提案する。SDGsと言われているが「便」のことをもっと考える必要があると感じた。

  • タルシル📖ヨムノスキー

    タイトルのインパクトに引き寄せられ興味本位で手に取った本書。うーん確かにこういうことってとても大切なのに今まで考えたことなかった。なぜか「性」と「排泄」の話題って隠されてしまうもんね。小学校のトイレ事情、江戸時代の循環型社会、災害時の問題、そして現在行われている取り組みなど実に様々な方向から語られていて、とても勉強になりました。最後にひとつ、ウンコが人気のアイコンとして用いられるようになったのは1980年連載開始の漫画「Dr.スランプ」だとあるけるども、多分もっと前に「8時だよ全員集合」で使ってたような。

  • 活字スキー

    『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか』以来となる、人糞地理学者の湯澤さん2冊目。今回はちくまプリマー新書ということもあり、前著に輪をかけて真面目。というかガチ。これからの社会を担う若い世代に向けて100%中の100%のフルパワーをもって「ウンコとは何か」を問い、人と社会とウンコの幸福な関係へと誘う。よく生きるためにはよく食べることが必要であり、よく食べることはよく出すことと一体不可分である。古来多くの賢人達が語ってきたように、万物は均衡と循環によって成り立っているのだ。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B+。読書会で紹介された映画『うんこと死体の復権』(関野吉晴監督2024年)の関連本。本書では食と排泄は不可分として、「衣食住+便」、「生産と消費と分解」のサイクルとしての『「還」境』問題を提示しており、前述の映画に登場する糞土師の伊沢正名さんの考えに共通するものがある。また学校のトイレ問題にもメスを入れ、現在家庭では洋式温水便座の普及率が8割を超えているのに、学校の便器は和式が43%(2020年)とギャップを指摘。世界では衛生的なトイレを使えない人が3割の24億人割もいるという

  • てくてく

    『胃袋の近代』がとても面白かった人だったので購読。これもかなり面白く、学部を問わず初年度教育で学生に読んでもらいたいと思った。食べることと排泄、排泄から食べること、その両方を考える必要の大事さを理解しました。

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