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天才の世界

湯川秀樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334785208
ISBN 10 : 4334785204
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「弘法大師、石川啄木、ゴーゴリ、ニュートン」の4人のケースを材料として、「創造性」の本質を明らかにしていく。

目次 : 弘法大師(天才について/ 多芸型の典型 ほか)/ 石川啄木(愛される啄木の歌/ センチメンタリズムとペシミズム ほか)/ ゴーゴリ(ゴーゴリの一生/ 宿命論への共感 ほか)/ ニュートン(天才の典型/ ニュートンの生い立ち―幼児期の生活環境 ほか)/ “あとがき”にかえて(クリエイティヴ・マイノリティとしての天才/ 天才の特質―自己顕示欲・内的葛藤・社会的矛盾 ほか)

【著者紹介】
湯川秀樹 : 1907年東京生まれ。’29年、京都大学理学部物理学科卒業。’32年、大阪大学理学部講師、’35年に「中間子理論」を発表。この業績により’49年、我が国初のノーベル物理学賞を受賞。日本学士院会員、京都大学・大阪大学名誉教授。’81年、死去

市川亀久彌 : 1915年岡山県生まれ。工学博士。元同志社大学教授。等価変換創造理論を提唱・体系化した。2000年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • T2y@

    湯川秀樹博士が、市川亀久彌を聞き手に、四人の天才(空海・啄木・ゴーゴリ・ニュートン)を語り明かして行く。 天才故に持つ、それぞれの孤独さ、強靭な集中力・精神力と、危ういバランス感覚に成り立つそれらが、掘り下げられていく。 同じ科学者であるニュートンよりも、空海・啄木と言った、文系天才達への造詣の深さを感じた。

  • 嫁宮 悠

    空海、啄木、ゴーゴリ、ニュートン。湯川自身が選んだこの4人は、どういった意味で天才だったのかについて考察する本。対談なので内容は薄め。天才・湯川秀樹その人を知る本としても弱い気がする。天才について色々と議論されているけれど、個人的に感じたのは、天才が生まれるためには環境・機会が必要だということ。本書の対談は70年代のものだが、この頃に比べると、天才が生まれる土壌は整っているように思われる。が、どうなのか。キャラクターとしての天才は増えた気がするけれど。そう言えば、本書には天才の定義らしいものはなかった

  • roughfractus02

    本書は、自らも「天才」と呼ばれた著者が、戦前に神格化された「天才」概念を戦後の社会心理的な分類を用いて生活者として捉え直し、東西の歴史上の人物を語る3巻に渡る対談集の初巻である。本巻では物理学史でのアインシュタイン(体系的)と(非体系的)ボーアという区別を4名の人物に適用する。ここから、体系的な空海とニュートン、非体系的な啄木とゴーゴリの心理分析(内的葛藤、自己顕示欲、社会的矛盾)にかけ、その生い立ち、社会との関係、死後の影響を語る。興味深いのは、体系的人物より非体系的人物が後継者を生み出すという指摘だ。

  • シタン

    湯川秀樹の考え方が一番興味ある。石川啄木とゴーゴリを取り上げてるのが意外だった。凡才の方が幸せになれる確率が高いんじゃないか、というのが最近思うこと。そして作られた秀才が一番の悲劇かもしれない。

  • 三崎口@ネットつないだら本格復帰します

    天才、湯川秀樹が弘法大師、石川啄木、ゴーゴリー、ニュートンという天才を語る。たぶんこの4人について詳しい人が読んだら楽しいんだろうなーって思いながら読んだ。天才は自己顕示欲、内的葛藤、社会的矛盾を抱えてる、と。俺も天才なんじゃね?って中2発想が浮かんだけど集中力、持続力という大事な要素が失われてるのだった。残念

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