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ISBN 10 : 4872598040
Content Description
復興でもなく、まちづくりでもなく、日常の暮らしを取り戻し、つくりだした20年。
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震から20年、新潟県小千谷市塩谷集落で取り組んできた研究・実践・教育活動から、集落の〈復興〉を映し出す。災害復興は一人一人の住民の暮らしに根ざした長期的な取り組みであることを実証するとともに、被災を機に深刻な過疎高齢化に見舞われた集落が、古来の文化や伝統を大切にしつつ外部者を受け入れて、いきいきとした暮らしを立て直していく足跡を追う。
【著者紹介】
渥美公秀 : 大阪大学大学院人間科学研究科(共生行動論)教授。1993年米国ミシガン大学博士課程修了・Ph.D.(心理学)
関嘉寛 : 関西学院大学社会学部教授。博士(人間科学、大阪大学)。専門は社会学、ボランティア論、災害復興、まちづくり。はじめて災害ボランティアとして参加した中越地震で集落復興というテーマに出会う。2019年度にオーストラリア・メルボルン大学に客員研究員として1年滞在し、アクションリサーチに対する理解を深める。日頃は、大学周辺地域で、まちづくりに関わる住民組織に学生と一緒になって関わり、社会的紐帯の再興などに取り組む
山口洋典 : 立命館大学共通教育推進機構教授。博士(人間科学、大阪大学)。専門は社会心理学、グループ・ダイナミックス。立命館大学理工学部の入学初年度に参加した阪神・淡路大震災での災害ボランティアの際、目に見える風景の再建で復興は完了しないと痛感。2002年に大学院で社会人入学して学び直した後、東日本大震災の復興に携わる中、改めて塩谷集落での田植え・盆踊り・稲刈りなどに学生たちと関わるようになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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