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ISBN 10 : 4065130247
Content Description
天皇の権威は、“芸能”によって確立した。『古今和歌集』などの勅撰和歌集は、なぜ二十一代も編纂され、和歌の伝統は戦乱の世をいかに乗り越えたのか。琵琶の後鳥羽天皇、今様の後白河天皇など、「声わざ」と管絃に生きた「芸能王」の系譜とは。立花の後水尾天皇や、茶の湯の後西天皇など、諸芸を愛好し学問に励んだ天皇の姿に、日本文化史の深層を探る。
目次 : 第1部 天皇と和歌―勅撰和歌集の時代(王朝和歌の成立/ 中世和歌の展開)/ 第2部 芸能王の系譜(芸能王の登場―声わざの帝王・後白河院/ 芸能王の確立―琵琶の帝王・後鳥羽院/ 両統迭立のなかの芸能―後深草院と後醍醐天皇)/ 第3部 近世の天皇と和歌(宮廷歌壇の充実/ 後水尾院をとりまく人々/ 歌壇の存続)/ 第4部 近世の天皇と芸能(天皇と学問・和歌/ 天皇の茶の湯)
【著者紹介】
渡部泰明 : 1957年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は和歌文学
阿部泰郎 : 1953年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科教授。専攻は中世の宗教文芸
鈴木健一 : 1960年生まれ。学習院大学文学部教授。専攻は近世の文学、詩歌史
松澤克行 : 1966年生まれ。東京大学史料編纂所准教授。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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