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渡部先生、日本人にとって天皇はどういう存在ですか?

渡部昇一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344032002
ISBN 10 : 4344032004
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日独“知の巨人”が退位、国体、神話、憲法を語る。同時収録:フォルカー・シュタンツェル「時を超えて二十一世紀の天皇」。

目次 : 第1部 渡部昇一フォルカー・シュタンツェル対談(日本には神話の力が生きている/ 世界に例のない万世一系の存在/ 天皇の力は俗世の権力とは別次元/ 歴史の転換点で果たされる天皇の役割/ 新しい時代の天皇の在位・退位の考え方)/ 第2部 時を超えて―二十一世紀の天皇(フォルカー・シュタンツェル)(天皇とトーテム/ 政治概念としての「天皇」/ 国家神道を支える天皇/ 魔術的力の喪失―「人間」性の回復に向けて/ 民主主義の象徴か、日本例外主義の象徴か ほか)

【著者紹介】
渡部昇一 : 1930年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c.(1994)。上智大学教授を経て、同大学名誉教授。その間、フルブライト教授としてアメリカの4州6大学で講義。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、幅広く執筆。76年第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。85年第1回正論大賞受賞。2017年4月逝去

フォルカー・シュタンツェル : 1948年、ドイツ・クロンベルク(フランクフルト近郊)生まれ。フランクフルト大学で日本学、中国学、政治学を専攻。72〜75年京都大学留学。80年ケルン大学にて哲学博士号取得。79年ドイツ外務省入省。82〜85年在日ドイツ大使館勤務。駐中国大使、本省政務総局長などを経て2009年12月〜13年10月駐日ドイツ大使。退官後は、米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校、ベルリン自由大学や獨協大学にて教鞭を執る。合気道二段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TheWho

    昨年逝去した上智大学の名誉教授で、保守論客の巨星である渡部昇一と、元独駐日大使で、知日派のフォルカー・シュタンツェルが、日本人にとっての天皇の位置づけを対論する一冊。本著は、二部構成で、一部は両氏の対論部で、二部は、フォルカー・シュタンツェルが、外国人から天皇制を語る構成であった。渡部昇一は、持論である神話から繋がる天皇家の特異性と、歴史・文化を語っていたが、フォルカー・シュタンツェルは、一歩引いた立ち位置での天皇家を語っていた。渡部昇一が存命中に本著を刊行したか疑問が残ると感想を持った一冊でした。

  • 紫の煙

    第1部は、シュタンツェル氏と渡部氏の対談。第2部は、シュタンツェル氏がドイツ人向けに書いた本の翻訳である。第2部の方が興味深い。かつては皇帝が存在したドイツ人が、万世一系の皇室をどう捉えるのか、非常に興味がある。氏は皇室、日本人の天皇観をよく理解されていると思うが、一般のドイツ人はどうなのだろう。

  • 夜狼寺 大

    渡部氏があまりにも天皇を神聖化していて付いていけなかった。 神話の神武天皇から連綿と続く「万世一系」の系図が本当に科学的に証明されたものなのか。 今の日本人に「因幡の白兎」などの日本神話が共通認識として深く浸透しているとは思えないし、20年後、50年後の皇室がどうなっているかなんて、誰にもわからない。 そのうえで、これからの時代に沿った新しい天皇や皇室の在り方を、いつの間にか消えてしまった女性天皇の復活の可能性やマスコミの報道姿勢など、僕みたいに皇室に詳しくな人にもわかりやすい形で、示してほしかった。

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