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豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争

渡邊大門

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760154432
ISBN 10 : 4760154434
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

秀吉を支えた五人の武将の知られざる来歴。豊臣政権での活躍から、家康との対立、そして、関ヶ原に散るまで…歴史に咲いた「あだ花」たちの光芒。

目次 : 第1章 五奉行たちの来歴/ 第2章 秀吉の天下統一と五奉行/ 第3章 秀吉死後の情勢と五奉行の成立/ 第4章 関ヶ原合戦開戦と五奉行/ 第5章 関ヶ原本戦の激闘/ 第6章 関ヶ原合戦後の五奉行

【著者紹介】
渡邊大門 : 1967年神奈川県生まれ。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    豊臣家の五奉行は歴史物にも登場するが、石田三成以外の名前や来歴を知る人は少ない。秀吉の天下取りに伴う検地や兵站に従事し、家康ら五大老の下で行政実務担当の官僚というイメージでとらえられてきたが、五大老と相互に格下扱いするほど実権が大きかったとは。また秀吉死後に武断派大名が三成襲撃を企んで家康の屋敷に逃げたとされる有名な事件も、明確な史料がないとは驚きだった。朝鮮出兵もあり天下泰平には遠い時期に、最終決戦である関ケ原へ向けての権力闘争の裏側が見えてきて面白い。五奉行を描く今村翔吾の連載小説を読む参考にもなる。

  • ようはん

    秀吉死後の豊臣政権における五大老と五奉行は五奉行が五大老よりも格下という訳ではなく、政権運営に関しては五奉行の方が地位は上であった。家康とも良好な関係ではあったのだが、家康の力の突出が豊臣政権を揺るがしかねないと三成が判断したのが関ヶ原に至る感じであろうか。

  • ほうすう

    豊臣政権の五奉行の来歴や動向を中心に関ケ原前後の政治情勢をとらえたもの。五奉行と五大老の職掌・七将襲撃事件は訴訟であった・石田三成と上杉の連携作戦はなかったなどは研究史などを踏まえ分かりやすく解説されていた。 ただ全体的にはどこかかゆいところに手が届かないといった解説が多い。(五奉行に関しては史料的制約があるのも理解はするけれど。) また小早川の裏切りの場面に関しては文章が分かりにくい。結局開戦当初から裏切ったということでよいのだろうか。引用した「堀文書」の当該箇所をもう少しまとめて引用してほしかった。

  • K.H.

    いわゆる「五奉行」を中心とした豊臣政権末期の歴史。五大老と五奉行がそれぞれ相手を格下扱いしていたというのが面白い。五奉行たちは「年寄り」を自称していて、五大老側を「奉行」としていたとのことである。また、五奉行と家康の対立という構図も、「三成襲撃事件」の内実も見直しを迫られている。大河ドラマを見なくなって久しいけど、近頃はこの辺りどう描かれているのだろう。

  • メチコ

    五大老と比べると、どうも知識があやふやな五奉行(三成は別)。 というわけで、もう少し理解を深めたいと思い手に取ったのですが… うん、初心者が触れるにはまだ早かったようだΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン 全体的に物語調になっていればよかったんだけど、現時点で判明していることが淡々と記述されていて、しかもよくわかっていないこともまだまだ多いという… 読んでいて「ちょいとしんどいな」と感じたということは、私の知識がまだまだ浅いということなんだろうな。

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