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現代詩ノート(仮)講談社現代新書

渡邊十絲子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062882095
ISBN 10 : 4062882094
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

詩をよむってそういうことだったのか!詩人が明かす至福の味わい方。

目次 : 序章 現代詩はこわくない/ 第1章 教科書のなかの詩―谷川俊太郎のことば/ 第2章 わからなさの価値―黒田喜夫、入沢康夫のことば/ 第3章 日本語の詩の可能性―安東次男のことば/ 第4章 たちあらわれる異郷―川田絢音のことば/ 第5章 生を読みかえる―井坂洋子のことば/ 終章 現代詩はおもしろい

【著者紹介】
渡邊十絲子 : 1964年東京生まれ。早稲田大学文学部文芸科在学中、鈴木志郎康ゼミで詩を書きはじめる。卒業制作の詩集で小野梓記念芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    詩と触れることが減った現代。詩は心を豊かにする。詩は迷いを支えてくれる。作者の気持ちが理解できなくてもいい。自らがどう感じたかを大切にしたい。各々に留まる言葉は異なる。自らの経験がなければすべてを受け止めることは難しい。それが個性であり魅力である。読むたびに印象が変わる、それも楽しみである。未知の感情に気づいたとき、人はまた新たな一歩を踏み出す。それぞれの道へ。同じ道はない。種は足元にある。馴染み深い安心感、経験のない不安感、初めての期待感、そこから詩は生まれる。蕾ほころぶ頃、お気に入りの詩になるだろう。

  • kana

    詩はわからなくていいということがわかりました。要は「考えるな、感じるんだ」ということです。私は仕事で何かをわかりやすく伝えるための文章をたくさん書くと、純文学や詩のような、言葉が気持ちよく呼吸するようなフレーズを浴びるように読みたくなるのですが、その感覚を紐解くような現代詩の解釈でとても腑に落ちました。特に「生きる」という詩になぜわくわくできないかを考察する章はなるほど!の連続。社会人になってから詩を読む頻度は激減していましたが、もっと詩の感受性を高めて、その芸術世界に浸かる楽しみを知りたいと思います。

  • アナーキー靴下

    詩の読み方、想像の膨らませ方に興味を持ち読んでみたものの、良い意味でも悪い意味でもイメージと違った。良かったところは、いくつかの詩を紹介しながら著者の受け止め方を説明してくれるのだが、詩人である著者の読み解く言葉の数々もまた詩のようであったところ。美しく繊細で鋭い言葉に、詩が立体感を帯びてくる。わからないものをわからないままにしておくというのもとても素敵だ。悪いところは、学校教育での詩との出会いが良くないとか、話を一般化しているところ。著者の感性の鋭さが、むしろ一般化できないことを強く示しているのに。

  • 教育には集団を同じ方向に向かせるという側面があるが、詩を味わうということと本質的に相性が良くないのかなという気がなんとなくする。詩は自由だ。取り上げられた中では川田絢音という詩人が気になる。

  • Tui

    「みなさん、人に強いられて詩を解読したつまらない体験は忘れましょう」と、序章で、有名詩人によるアンソロジーや、詩に解説をくわえた本へ著者が抱く違和感が書かれている。小池昌代の『通勤電車で読む詩集』で詩へ親しむきっかけを貰った身としては、信頼できると感じる人の解釈であれば、それを媒介とするのもいいのではと思ってしまうけどな。紹介されている現代詩は難解なものが少なくないが、川田絢音は他の詩も読んでみたいと感じた。

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