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憲法事件を歩く 尊厳をかけて闘った人々と司法

渡辺秀樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616935
ISBN 10 : 4000616935
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

記者が4年をかけて全国を歩き、憲法事件の関係者を取材したルポルタージュ。綴られる物語は、戦後の日本社会が形成されていく歴史であり、尊厳をかけて闘った人間の「不断の努力」の軌跡だ。私たちが憲法を護ってはじめて、憲法は私たちを護ってくれる。石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞の新聞連載の書籍化!

【著者紹介】
渡辺秀樹 : 長野県駒ヶ根市生まれ。伊那北高校、早稲田大学第一文学部卒。1983年、信濃毎日新聞社入社。報道部長、編集局次長、論説副主幹などを経て、2018年から編集委員。新聞連載「憲法事件を歩く」で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞「草の根民主主義部門」大賞、むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。新聞連載「芦部信喜 平和への憲法学」等で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。スクープ「判決文コピペか」でメディア・アンビシャス大賞メディア賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • セロリ

    すごい本読んじゃった。憲法違反を問う人たちは、難しいことばかりを考える高尚な人たちでもなければ、わがままを通そうとする自己中心的な人でもない。身の回りの出来事や自分に起きた事態に疑問を持ち、問いかける。その相手は司法だ。多くの憲法事件が記されているが、そのほとんどは原告敗訴だ。一審で憲法違反を認められても、高裁でひっくり返され、最高裁は違憲かどうかの判断さえしないケースも多い。司法が政府の立場を慮って判断しないことは、実質的に改憲していることにならないか?そんな中でも、粘り強く訴える人々に敬意を示します。

  • フクロウ

    渡辺秀樹『憲法事件を歩く』読了。憲法事件の原告がただの記号ではなく、固有名を持つ生きた生身の人間であることは、少なくとも少し前までなら、紙の民集や刑集を見ればわかることであり、宣伝文句として弱いと思っていた。しかし、実際のインタビューから見えてくる各事件の時代背景や代理人同士の繋がり、事件相互の繋がり、そして原告がやむにやまれず出訴に至る様や、基本的に勝ち目が薄いため代理人は弁護士登録から日が浅い若手弁護士になりがちなところなど、極めて興味深く、また理解に資するものであった。

  • KocmocKocma

    私が学生の頃から憲法判例百選に載っている有名事件からつい最近ニュースになったものまで、関係者に地道に取材して憲法史を記録した一冊。取材後に多くの人が他界され(書中に記載はなかったが昨年逝去の尾山宏・この1月逝去の新井章両弁護士も含めて)ぎりぎりのタイミングでの企画であり取材だった。新井先生がこの本を目にすることはなかったのかと思うととても残念だが。裁判官だった方たちへの取材が貴重。判決が書かれた内幕の一端窺われる。信濃毎日新聞社による企画なので、長野県関係者がいると付記される。法に疎い人にも読み易いのでは

  • あにも

    憲法事件について、事件現場に出向き、関係者の生の声を聴く。イッキに読める本。憲法の理論が生み出された事実関係がよくわかる。当事者が秘めていた事実も紹介されている。32件もの事件が取り上げられていて、その量は膨大。よくこれだけの量を取材できたのかと驚かされる。

  • takao

    ふむ

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