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星の(半減期

渡辺玄英

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784783736530
ISBN 10 : 4783736537
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 未読の街/ ひかりの分布図/ 夜の(半減期/ いちばん弱い時間にまねかれている/ 箱(はこのうさぎ/ 星の(闇/ 白い街 青い光/ 星の(半減期/ 胡桃(くるみのとき/ 星の(光の/ 逆さまの空/ 窓に(セカイが流れて/ 夜の(とほい空でぴすとるが鳴る/ 一本の桜が世界を受信している 詩客ばーじょん/ 一本の桜が世界を受信している 耳空ばーじょん/ 虹の廃墟/ 震電/ 空の(針/ 胡桃(のち雨/ 二時間の風景

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • わんにゃん

    「時間はいつだって凶器になる。」自分でもどこに惹かれたのか全く分からないのだけれど、何故かすごく感情移入出来た詩の集まりだった。読んでてこんなに「さみしい」と感じた作品は初めて。世界観が確立されてて素敵なのでオススメです。★★★★★

  • わんにゃん

    3度目。今回は「未読の街」からなんだか苦しい。また、今回は新たな発見が多かった。これは星の声なのかな、等。他にも、誰かが「胡桃(くるみのとき」は量子論を踏まえていると考えていたけれど、今回でなるほどな、となり、更にこの作品以外でも意識されているなと感じた。存在とは、なんなのか。

  • Cell 44

    (星の)存在が光の到達から遡って得られるように、過去の星の光が未来において到達する/したように、「わたし」も「あなた」も「言葉」もそれ自身に遅れ、ずれ、括弧でエコーしつつ自らを失いながら世界を滑る。「放火魔はわたし(逃げられない/(ライターもマッチも持って(いないけどわたしだ(うん、そんな気がする/その前は人魚だったの/(と意識の波間から顔を上げる/わたしは女子高生だけどあなたのものじゃない(です放火魔です/わたしはわたしのものでもないけど(これはモブキャラだから(でも放火魔」(「窓に(セカイが流れて」)

  • わんにゃん

    「深夜/まっ白な風船をもって/たくさんのわたしが横断歩道をわたっている/信号が点滅しはじめる/うさぎは心配でたまらないもうすぐ赤になるのに声がでない/あなたに知らせる術がない」「かえれない未来/かれらはどこへ行ったのか」。「死んだ未来にまがり角で出会う/はたしてこれは/何千年も前に壊れた星のささやきなのか/夜明け前の夢を見ている世界のかけらなのか/もうすぐ消える星の記憶(の終わりの光景なのか/わかりはしないが/ぼくらわたしらは遅れる光(遅れつづけて(遅れていく光」。再読。やっぱりかなしい。悲しいではなく。

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