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戦艦武蔵の最期 角川新書

渡辺清

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824925
ISBN 10 : 404082492X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
渡辺清 ,  

Content Description

“不沈艦”神話を信じ、乗り組んだ船で見たのはあまりに悲惨な戦場の現実だった―全長250m超の大和型2番艦「武蔵」は1944年10月、日本の起死回生がかかったレイテ沖海戦へと出撃する。アメリカの航空戦力を前になすすべなく、主砲も沈黙するなか、「おれ」が選んだ道とは?実際の乗艦経験をもとに、戦場の現実を描いた戦記文学の傑作。鶴見俊輔氏の論考も再掲。

【著者紹介】
渡辺清 : 1925年、静岡県生まれ。1941年、横須賀海兵団に入団(志願兵)、1942年戦艦武蔵に乗り組む。マリアナ、レイテ沖海戦に参加。戦艦武蔵撃沈のさい、遭難し奇跡的に生還。1945年復員。太平洋戦争の生き残りとして戦火の経験を書き残すべく、執筆活動を行うとともに、1970年より日本戦没学生記念会(わだつみ会)事務局長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska

    人生の早い段階でこの本(の児童向け版)を読んだことで、自分の戦争観は計り知れない影響を受けた。それくらい大きな意味のある一冊。無論、自ら戦争を経験しているわけではないから括弧つきの「リアリティ」にすぎないのだが、それでもやはりこれは本物だと思う。何度読んでも圧倒される。日本人の戦争観がどう変わろうと読み継がれるべき一冊で、再版には心から感謝したい(落丁があったのは残念だが)。

  • ののまる

    渡辺清の著作でエピソードは少し読んでいたが、一括して出港から沈没まで読むと、虫けらのように殺されていく兵隊の姿が凄惨すぎて圧倒される。レイテ海戦自体が無謀だが、戦闘機もないままの出撃(すでに時代は飛行機による爆撃になっている)、駆逐艦に退避できる時間とチャンスは多数あったのに、完全に遅れた指示(沈むはずがないとしがみつき、首脳陣でお茶で別れの杯している暇があればなぜ…)。今の日本自体が不沈艦武蔵に例えられるのがわかる気がする。

  • morelemon

    武蔵最後の戦いの記録。実際に経験した人間だから書けるリアルさがありました。体験したことのすべてが反映されているわけではないでしょうし、中身が何から何まで実際のことではないのかもしれませんが当事者によるこのような本は貴重ですね。

  • 卍ザワ

    戦艦 武蔵を中心に描かれているので、軍艦の数が多く、状況が判りにくい、レイテ沖海戦だが、比較的読みやすかった。一応、小説の体制だが、実体験が大きく、非常に生々しい。もっと読まれるべき作品。

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