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朝鮮開国と日清戦争 アメリカはなぜ日本を支持し、朝鮮を見限ったか

渡辺惣樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794220981
ISBN 10 : 4794220987
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本とアメリカは独立国家と認めた。日本はそのために戦った。それでも朝鮮は自らを改革できなかった。近代東アジア関係の原点となった日清戦争期を米国アジア外交の視点を加えた新たなパラダイムで読み解く。

目次 : 第1章 アメリカと朝鮮王朝(スワード国務長官の極東への関心/ ゼネラル・シャーマン号事件 ほか)/ 第2章 朝鮮使節の訪米と日朝修好条規(朝鮮訪米使節(一八八三年)/ 明治六年の政変 ほか)/ 第3章 李鴻章の策謀:朝鮮の「楽浪郡」化(朝鮮事変(壬午事変)その一 日本公使館襲撃/ 朝鮮事変(壬午事変)その二 花房公使の胸中と李鴻章の思惑 ほか)/ 第4章 日清戦争前夜(ハリーパークス公使の懸念とイギリスの巨文島占領/ 李鴻章の巻き返しと「楽浪郡」化の完成 ほか)/ 第5章 日清戦争(金玉均暗殺と脱亜論(福沢諭吉)/ イザベラ・バードと東学党の乱 ほか)

【著者紹介】
渡辺惣樹 : 日本近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。東京大学経済学部卒業。米英資料を広く渉猟し、日本開国から太平洋戦争開戦にいたる日米関係史を考究。米国側の視点を取り入れつつ、この間の歴史を国際関係のなかで俯瞰した著作を上梓して高い評価を得る。著書に『日米衝突の根源 1858‐1908』『日米衝突の萌芽 1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • James Hayashi

    鎖国状態であった朝鮮が日清戦争により独立(開国)を遂げる。これは内部からでなく日本が日清戦争により勝ち取ったもの。1876年の日朝修好条約を見るが表向きだけであり、欧米に対しいまだ清国の紐付きの外交であった朝鮮。清国への朝貢は1894年まで続いた。欧米列強も清国との直接対立は望まず日本の成り行きを見守るが、日清戦争の勝利と下関条約の締結により日本の大国ぶりを恐れ三国干渉に至る。と歴史は流れていくが日朝の2国間に米国が外交というものを見せる。続く→

  • James Hayashi

    再読。

  • フンフン

    明治6年に政府を割ってまで征韓論を封じた明治政府が、なぜ明治8年に江華島事件を起こして朝鮮を開国させたのか? そこには欧米、とくにアメリカの意思が作用していた。米側史料を読み込んだ著者が日朝関係を日米関係から読み解く。これは知らなかった。

  • ムカルナス

    朝鮮開国は日本が欧米に倣って恫喝外交によりなされたものではなく清のお膳立てのもとに行ったものであり日清戦争に至るまでの日本の対朝鮮、対清外交も米英の理解と支持のもとになされたもので弱腰と思われることはあっても決して帝国主義国家のそれではなかった。日本の歴史家はこうであるに違いないという先入観の元に歴史を語り自分の前提に合わない部分はスルーする。また日本と相手国との二国間のみにとらわれ国際情勢をいう視点が欠けていることが多いと思う。史料を丁寧に調べて米英の視点から述べている本書は大変参考になった。

  • Fumi Kawahara

    あまりの変わり映えのなさに、最早言葉が見つからない(・ω・)常に国内で割れ、それぞれの派閥がそれぞれの外国勢力(日清露)を国内に引き込む朝鮮。皇帝からの叱責とそれに伴う失脚と懲罰を恐れ、同じ言葉を滔々と長時間垂れ流して「我々はこんなにも頑張っている」というアピールばかりに熱心で先に進まない硬直した清の外交。清の独逸人外交顧問が朝鮮を露西亜に売り渡す裏切り。日清戦争の講和交渉に来た李鴻章への襲撃で、戦況有利であっても簡単にひっくり返る外交的立場。あまりにも変わらない世界に愕然とし、戦慄を覚える今日この頃。

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