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近世の村と百姓

渡辺尚志

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585320029
ISBN 10 : 4585320024
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近世社会において、百姓たちは領主や他の諸身分、また、周辺の地域社会とどのように関わり、折衝を行ってきたのか。災害など不慮の事態に如何に対応を講じてきたのか。各所に伝わる一点一点の史料を丁寧に読み込むことで、近世日本社会を生き抜いてきた村と百姓の底力を照射する。多くの新稿・新知見を盛り込んだ、近世村落史研究を長年にわたり領導してきた著者による待望の最新著書。

目次 : 第1部 出羽国村山郡の村と百姓(郡中議定からみた村と地域社会/ 年貢納入をめぐる村と領主―松前藩領の酒田買替米を事例として)/ 第2部 両総地域(上総・下総両国)における村と百姓(両総における旗本知行所と相給村落―川村優氏の業績によせて/ 備荒貯蓄にみる百姓・領主関係―「積石一件」を事例として/ 無年季的質地請戻し慣行を再考する/ 幸谷村にみる相給村落の特質)/ 第3部 近世の村と百姓―村山郡と両総地域を中心に(土地と日本人―近世の村から、近代以降の土地所有を再考する/ 土地問題をめぐる百姓の意識―中林真幸氏の論文によせて)

【著者紹介】
渡辺尚志 : 1957年生まれ。一橋大学名誉教授。専門は日本近世村落史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゲオルギオ・ハーン

    出羽国(現山形県)村山郡と両総(現千葉県)地域を対象に近世における村と百姓たちの関係を研究・考察した一冊。当時の村や農民のイメージが変わる点が多い。例えば、知行地と村は一対一の関係になっているかと思いきや一つの村で複数人の旗本の知行地がモザイク状に編成されている。当然ながら一つの村で複数のルールがあると困るので村の中でその点は調整されていた。また、耕作地についても村の中で災害の影響度合いの差が大きくなると村の中で再編する(災害で耕作できなくても年貢米の負担は変わらないので再編して耕作させる方が適切)。

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