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海に生きた百姓たち 海村の江戸時代 草思社文庫

渡辺尚志

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794225849
ISBN 10 : 4794225849
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

百姓=農民、ではない。江戸時代、海辺に生き、漁を主ななりわいにした者たちも、身分的には百姓だった。漁法、利益配分、魚の輸送ルートなど、当時の漁業とはどのようなものだったのか?網元とその配下の網子たちの対立と協調の歴史とは?第一部で江戸時代の全国の海村の姿を網羅的に紹介しつつ、第二部では渋沢敬三が伊豆半島西岸(現静岡県沼津市)で発見した古文書を取り上げ、当地での江戸時代から明治にかけての漁業と漁師の実態を時系列で追いかける。海の男たちの知られざる三〇〇年史。

目次 : 序 江戸時代の村と海村/ 第1部 江戸時代の漁業とは―全国の事例を追う(網と漁法/ 東北・北陸/ 肥後天草/ 瀬戸内海/ 隠岐島 ほか)/ 第2部 海の男たちの三〇〇年史―戦国、江戸、明治―伊豆半島の海村を深掘りする(伊豆半島の海村の古文書、発見/ 津元と網子による漁の世界―立網漁から、利益の分配、魚の売買・輸送ルートまで/ 戦国〜江戸前期 立網漁の主導者津元に、網子が独自漁で対抗―長浜村を例に/ 江戸中期 津元批判を先鋭化させる網子たち/ 江戸後期 「新漁場」の操業で、漁業秩序に大亀裂)/ 終章 明治維新における海村の大変革

【著者紹介】
渡辺尚志 : 1957年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、一橋大学名誉教授。今日の日本の礎を築いた江戸時代の百姓の営みについて、各地の農村に残る古文書をひもときながら研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゲオルギオ・ハーン

    江戸時代の海村(漁村としないのは海沿いの村=漁業を生業としているわけではないため、本書では海村と表現している)における網漁の構造と地域、時代による変化を書いた一冊。そもそも日本人は水産物をたくさん食べていたわけではなく、漁業が行われている地域から輸送可能な場所(権力者でもない限り内陸の人たちはまず食べていないということになる)までであることを統計でも示し、まずは江戸時代の経済における漁業の正しい位置を確認することから進めて、各地の事例を取り扱っている。

  • Go Extreme

    江戸時代の村と海村 江戸時代の漁業とは―全国の事例を追う: 網と漁法 東北・北陸 肥後天草 瀬戸内海 隠岐島 関東 琵琶湖 海の男たちの三三〇〇年史―戦国、江戸、明治‐伊豆半島の海村を深掘りする: 伊豆半島の海村の古文書、発見 津元と網子による漁の世界―立網漁から、利益の分配、魚の売買・輸送ルートまで 戦国〜江戸前期 立網漁の主導者津元に、網子が独自漁で対抗―長浜村を例に 江戸中期 津元批判を先鋭化させる網子たち 江戸後期 「新漁場」の操業で、漁業秩序に大亀裂 明治維新における海村の大変革

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