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見えないアメリカ 保守とリベラルのあいだ

渡辺将人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062879491
ISBN 10 : 4062879492
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan

Content Description

スタバ好きはリベラル。アメリカ人はみんなワシントンが大嫌い。暮らしの中に息づいた意外な政治性…。日本ではわからないその起源を、気鋭の学者が選挙現場での経験から探る。

【著者紹介】
渡辺将人 : 1975年東京生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。ジャニス・シャコウスキー米下院議員事務所、ヒラリー・クリントン上院選本部=アル・ゴア大統領選ニューヨーク支部アウトリーチ局(アジア系集票担当)を経て、テレビ東京入社。報道局経済部にて「ワールドビジネスサテライト」ディレクター、取材センター政治部記者として総理官邸、外務省、防衛庁、国会を担当。テレビ東京退社後、コロンビア大学ウェザーヘッド研究所を経て、ジョージワシントン大学ガストン・シグール研究センター客員研究員。専門は米政治外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    アメリカ大統領選挙でリベラル・保守という言葉に関心を持って読んでみた。本一冊で理解できるはずもなくアメリカという多民族で構成される国の深さに改めて気づかされた。読んで興味をひいたのは「保守」と「リベラル」で生活の嗜好が大きく異なるということ。「スターバックス」と「クアーズのビール」やメディア、ファッション、ドラマ私たち日本人からみるとほとんど気づかないことまで「保守」と「リベラル」で完全とは言い切れなくても分かれているようだ。ぼんやりと観ていた海外ドラマにもそういえばのようなシーンがあったような気がする。

  • kawa

    私たちが受け取れるアメリカ情報は、ニューヨークやワシントン、西海岸大都市からのものが大部分。しかし実は、「アメリカ人はみんなワシントンが嫌いだ」と本書が述べる如く、それだけではアメリカという国の実情のほんの一部を把握することでしかない。保守=共和党=中南部、リベラル=民主党=東部・西海岸の構図も一見わかりやすいが、保守にしても、市場経済重視「小さな政府」志向、道徳や伝統価値志向、強い対外的軍事志向等まちまち。消化しきれない部分ありなのだが、大統領選で盛りあがる今どき手にとれて良かった一冊(2008年刊)。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    完全小選挙区のアメリカでは、議員の忠誠心は星条旗ではなく州旗に向けられるというくだりは、驚きもしたが、そうだろうなあ、とも。アメリカではパスポートを持っていない国民はかなり多いというし、偉大なる田舎の集合体だと考えれば、むべなるかな。アメリカでは知事が大統領になりやすく、市長が尊敬を集める、というのも意識していなかったが、たしかにそうかもしれない。びっくりしたのは、住んでいた当時、夕方にかなり過激なショーの司会者だったジェリー・スプリンガーがシンシナティ市長を務めていたということ。

  • 或るエクレア

    アメリカにおいて保守やリベラルというのは考え方だけでなく生活スタイルにまでなっているらしい。しかも他人にも自分は保守だ等々きっぱり示すらしい。このへんは真意をぼかして衝突を避ける日本人とは間逆だ。やはり一神教の文化なのか、心の中と生き方、世間の法などの間に厳密な一貫性を求めてしまう感じがする。また南部という地域が怒れる白人のポピュリズムを生み出す伝統的な土地であり、今回のトランプ現象にも一枚噛んでいるのが何となく分かる。

  • こたつドラゴン

    大学の授業で使用。アメリカ政治ってどんなもん?ってのを解説していく。/政治的右左や政治参加の土台そのものが日本とは違うということ。アメリカ政治と日本の政治は関連しているのは確かだが、メディアが報じるほど深くはない。/政治版スーパーサイズミーの実験は面白かった。/アメリカ政治の是非は置いておくとして、日本の政治意識が驚くほど未熟なことに気付かされる。政治的発言は友達居なくなるから控えるけど、もう少し日本もオープンになるべきなんじゃないかな。

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