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物価を考える デフレの謎、インフレの謎

渡辺努

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296120901
ISBN 10 : 4296120905
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
渡辺努 ,  

Content Description

物価・金利はどう動くのか? 経済の大転換を読み解く。
物価研究の第一人者が、最先端の理論・データ分析をもとに日本経済最大の謎に迫る!

なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? 慢性デフレはなぜ突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? インフレやデフレはなぜ悪なのか? 

・日本の慢性デフレは現代経済学の大きな謎
・デフレとインフレの統一理論とは?
・カギを握る人びとのインフレ予想
・従来の経済学の常識が成り立たなくなった
・腕力から便乗へ。植田・日銀で大きく変化した政策手法
・日銀の政策金利は、2027年末には2%を超えるところに到達すると予測される
・日銀は人びとが望むだけマネーを供給すべき

多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。


【著者紹介】
渡辺努 : 東京大学大学院経済学研究科教授、株式会社ナウキャスト創業者・技術顧問。1959年生まれ。東京大学経済学部卒業。日本銀行勤務、一橋大学経済研究所教授などを経て、現職。ハーバード大学Ph.D.。専門はマクロ経済学(特に物価と金融政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    渡辺先生の物価についての考え方をわかりやすく説明してくれている最新著作です。数年前から「物価とは何か」「世界インフレの謎」というご本をものにされてこの分野での著作としては最新の状況が反映されています。今回の著作は今までの3冊の中では一番わかりやすい解説になっていると思います。経済理論から説明されるのではなく物価の最近の事例などが多用されているのがその主たる要因なのでしょう。

  • Sam

    前著(「物価とは何か」)は興味深い一冊だったがどこに連れて行かれるかわからない不安を感じつつの読書だった。それに比べて本書はより体系的・網羅的で、旅の目的と旅程が明確なので安心して読める。経済に関する多少の予備知識があるに越したことはないが数式も使われておらずスラスラ読める。物価(インフレとデフレ)についてミクロとマクロを繋ぐ理論としてとても説得力があり腹落ちした。なぜ日本ではデフレが30年も続いたのか、なぜ慢性デフレは悪なのか、といったテーマに興味のある向きにはお勧めしたい一冊。

  • とくけんちょ

    いやー、難しい。知識のない私には、なかなかの難読書。でも知的好奇心が上回るレベルの読みやすさ。デフレはダメなん?なんで物価上昇率2%なん?ってシンプルな疑問にわかりやすく答えてくれる。決してケムに巻くことなく、真正面から向き合って、丁寧に答えてくれる。一読して理解しきることのできない私でも、もう一回挑戦しようと思わせてくれる、いい本だ

  • よっち

    なぜ日本だけデフレは慢性化したのか?突然終わり、インフレが始まったのか?多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く1冊。日本の慢性デフレは現代経済学では異端で、物価と賃金をめぐる奇妙な現象、企業はなぜ価格を据え置き続けたのか、労働者は賃金上昇を求めなかったのか。そしてインフレにいたる過程、それによって物価・賃金・金融がどう変わったのかを検証していて、それらを踏まえたうえでデフレによる価格と賃金の設定が大きな原因だったとする解説は興味深かったです。

  • Roko

    この30年間、日本では物価が上がらないのだから賃金も上がらなくていいという理屈がまかり通っていました。日本以外では給与は上がるし、モノの値段も上がっています。石油や食品など輸入しなければ生きていけない日本なのです。おのずと日本の物価は上がります。下手に値上げをしようとすると企業がバッシングを受けるという空気もありました。そっと実質的値上げをするために商品の価格は変えずに内容量やサイズを減らす「ステルス値上げ」で凌いできた企業もありました。でも、もう限界です。オトラジ#286

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