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ISBN 10 : 4569817033
Content Description
反省と批判の言葉に溢れたわが国の近代史。だが著者はいう。国家の歴史を肯定的に受けとめずして、充実した人生を送ることはできない―。明治維新から異例の速度で近代主権国家の枠組みをつくりあげ、台湾・韓国の発展に尽力し、大陸の泥沼に嵌って敗戦へと至った日本。しかしアジアの解放を信じ、世界に雄飛した人々の信念は心を揺さぶってやまない。そうした「戦前のグローバリズム」を体現する拓殖大学の草創期を担った桂太郎、後藤新平、そして新渡戸稲造。稀代の人物たちの思想と行動を読み解きながら、日本人としての自信と誇りを呼び覚ます迫真の学び直し講義録。
目次 : 歴史を学ぶことの意味(自我形成と自己確立への旅立ち/ 個人は国家を選択することはできない)/ 中国の国際秩序観念―日本の挑戦/ 拓殖大学の淵源としての台湾協会学校/ 生死の中の日本―日露戦争/ なぜ「韓国併合」だったか/ 韓国統治の中の拓殖大学/ 日本の大国化・列強の猜疑/ 「四分五裂」中国への日本の関与/ 大正時代の拓殖大学―「植民学」の時代/ 「興亜」の時代/ 大陸の泥沼に足をとられる日本/ 暗雲の時代の中の拓殖大学/ 第二次大戦敗北―亡国からの再生/ 敗戦後の日本と拓殖大学
【著者紹介】
渡辺利夫 : 1939年山梨県生まれ。拓殖大学総長。慶應義塾大学卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、2005年4月より拓殖大学学長。11年11月より第18代拓殖大学総長を兼任。13年3月に学長を退任。外務省国際協力有識者会議議長、第17期日本学術会議会員、アジア政経学会元理事長、山梨総合研究所理事長なども歴任。JICA国際協力功労賞、外務大臣表彰、第27回正論大賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ceskepivo
読了日:2014/04/15
depo
読了日:2021/02/19
めっかち
Atsushi Nagata
読了日:2015/09/26
weellow4634
読了日:2024/06/30
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