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アジアを救った近代日本史講義 戦前のグローバリズムと拓殖大学 Php新書

渡辺利夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569817033
ISBN 10 : 4569817033
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

反省と批判の言葉に溢れたわが国の近代史。だが著者はいう。国家の歴史を肯定的に受けとめずして、充実した人生を送ることはできない―。明治維新から異例の速度で近代主権国家の枠組みをつくりあげ、台湾・韓国の発展に尽力し、大陸の泥沼に嵌って敗戦へと至った日本。しかしアジアの解放を信じ、世界に雄飛した人々の信念は心を揺さぶってやまない。そうした「戦前のグローバリズム」を体現する拓殖大学の草創期を担った桂太郎、後藤新平、そして新渡戸稲造。稀代の人物たちの思想と行動を読み解きながら、日本人としての自信と誇りを呼び覚ます迫真の学び直し講義録。

目次 : 歴史を学ぶことの意味(自我形成と自己確立への旅立ち/ 個人は国家を選択することはできない)/ 中国の国際秩序観念―日本の挑戦/ 拓殖大学の淵源としての台湾協会学校/ 生死の中の日本―日露戦争/ なぜ「韓国併合」だったか/ 韓国統治の中の拓殖大学/ 日本の大国化・列強の猜疑/ 「四分五裂」中国への日本の関与/ 大正時代の拓殖大学―「植民学」の時代/ 「興亜」の時代/ 大陸の泥沼に足をとられる日本/ 暗雲の時代の中の拓殖大学/ 第二次大戦敗北―亡国からの再生/ 敗戦後の日本と拓殖大学

【著者紹介】
渡辺利夫 : 1939年山梨県生まれ。拓殖大学総長。慶應義塾大学卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て、2005年4月より拓殖大学学長。11年11月より第18代拓殖大学総長を兼任。13年3月に学長を退任。外務省国際協力有識者会議議長、第17期日本学術会議会員、アジア政経学会元理事長、山梨総合研究所理事長なども歴任。JICA国際協力功労賞、外務大臣表彰、第27回正論大賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ceskepivo

    日本の対アジア関係史を分かりやすく解説。特に対台湾政策は読みごたえがある。後半は、拓殖大学関係の記述が増えるので、関心がない場合には飛ばして読んでも、本書の価値は変わらない。

  • depo

    積読本。後藤新平や新渡戸稲造が関係しているとは知っていたが、あの大川周明や安岡正篤が教授をしていたとは知らなかった。世界に羽ばたく拓殖大学。

  • めっかち

     「拓殖大学」とあるが、日本の近代史がわかる本でもある。とてもバランスも良い。

  • Atsushi Nagata

    母校の総長である渡辺利夫先生がご担当されていた講義の書籍化。近代日本史について非常に理解しやすく説明されている。また、サブタイトルの通り拓殖大学の沿革も兼ねている。母校について太平洋戦争中に軍部に加担していた大学であると少なからず捉えていたが全くの誤解であった。今後は「地の塩になれ」というポリシーを体現できるように精進したいと思う。

  • weellow4634

     近現代史を通して、日本国民とはどういった存在であったのか、国とは何かを学んだ。  家族や祖先から連綿と続く同質的で自成的な日本。  国、日本国を意識するには、他国との関係、特に他国との緊張関係を考える必要がある。"独立自尊"であろうとした集団が日本であったのだろう。  学校で学べなかった近現代史の素晴らしい教科書だと思う。

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