渡辺一夫(森林インストラクター)

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イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略

渡辺一夫(森林インストラクター)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806713937
ISBN 10 : 4806713937
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本を代表する樹木36種を「森の案内人」のエキスパートである著者が紹介。外見の特徴、生き残るための多様な戦略などを解説した、身近な自然木の魅力にあっと驚く本格的樹木ガイド。

【著者紹介】
渡辺一夫 : 1963年生まれ。森林インストラクター。農学博士。東京農工大学大学院修了後、河川、砂防関係の仕事を経て、森林インストラクター(森の案内人)となる。中学生の頃より山に登り始め、現在も主に関東近郊の山を歩いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 竜王五代の人

    「オールマイティーな『スーパーツリー』」にはなれないからこそ、それぞれの樹種が一芸に長じてそれぞれのニッチを得ている様子を描いた本。遷移の始め・中途・極相、光の強い夏だけさっと稼ぐか、高コストの葉を作って長期間で回収するか、あえて一度生長させた枝や幹を捨ててからだを小さくしたり地盤の崩れに合せたりと、戦略はいろいろでそのどれもが大正解と言えなくとも間違っているわけではないところが面白い。

  • nuna

    メインタイトルからするとトリビア集に思えるけど、その実は36種それぞれの個性と生き残り戦略を詳述した日本の樹木ガイドブック。桜くらいしか区別がつかないほど樹木音痴であるが、この本を読んだ後はそれぞれの木々が何故このような姿をしているのかわかるようになって、木を見る視線が変わった。

  • 030314

    樹木に関心を持ち始めた自分にとっては、最適な内容だった。本の題名がまず、興味を引く。

  • たえ

    森林系を専攻していた自分にとってはとても優しい参考書、というイメージでした。 でも確かに、葉っぱのつき方や花の時期なんかより、どういう戦略で木々が生きているのかを述べたほうが読む人はずっと楽しいと思います。 主要な樹木のさわりの部分を知りたい!という方はぜひどうぞ。 とても読みやすいです。

  • seitr

    陽樹として攪乱地への進出をとるか、陰樹として森の中でギャップができるのをじっと待つか、常緑樹として丈夫な葉を作って年中光合成するか、落葉樹として安価な葉を毎年生産するか……、それぞれの樹木を「生き残り戦略」の視点で明解に特徴づける。植物の世界も、案外、ダイナミックに動いてるのねー。

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