Product Details
ISBN 10 : 4990273486
Content Description
ドンと来いシリーズ第3弾。
ドイツ語を普段着に〜その変わらぬ思いで「機能動詞」を語る
ドイツ語熟語の難所中の難所「機能動詞」。品よく美しい文章のための必須でありながら、動詞が名詞になってしまった時にどの動詞を補うのか? そのセッティングが意外に想像し難く、覚えるのに苦労する。そこにお呼びが掛かる動詞、即ち、各種文献中最多と目される53機能動詞が織り成す275機能動詞構造。「ここはお任せあれ」と『ドンと来い分離動詞』作者が、いつもの調子で楽しく分かり易く、覚えたら忘れない、パンチの効いた型破りな参考書に仕立て上げました。
機能動詞を使った構文は新聞・雑誌を読んだだけでも頻出する主要熟語。しかし、辞書類には単に結論としての訳があるだけで、何故そういうセット(機能動詞構造)になったのかの記述はありません。既存の教科書、参考書も同様で、機能動詞それぞれには特段の注もなく並んで紹介されているのが常です。ところが、新聞雑誌に限らず報告書、申請書など会社や役所関係の文書は謂わば名詞構文愛の書き言葉。ですから、プライベートなメールも含め、文章をきちんと品良く書くために機能動詞構造は欠かせません。この本では、その構成・構造を分解し、掘り下げ、最後に合体する作業を読者と一緒にして行きます。その作業過程を共有することで、機能動詞構造の成り立ちの根拠、構成の妙、そして新たな語意が生まれる景色がはっきり見えて来る。だからこそ理解が容易になり、覚えたら忘れない。
とは言え、固い文法・語法解説書には決してならないのが言語学者の看板を背負わない筆者の気楽さで、ジョーク・風刺で解説を包み、果てはドイツの裏事情に至るまで、読んで楽しいのがこの本の最大の長所。そもそも機能動詞の因数分解・連立方程式風作業自体の記述が謂わば漫談風ですし。分解・合体作業の共有とジョーク。両者の相乗効果は確かな記憶を保証するための最良の手筈。そのことは「類書を見ない」と称された既刊「ドンと来い分離動詞」2巻で証明済みでありまして。「笑顔で覚え、歩留まり100%」看板に偽りなし。
【著者紹介】
渡水久雄 : 小噺ペンネーム:麦芽亭酵母。駿河台ドイツ語工房主宰。しぞ〜か防災かるた委員会委員。横浜市立大学商学部経済学科卒業。Uni.Bremen地理学専攻在籍(2015〜2017)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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