Books

神遊び 集英社文庫

清水朔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087442779
ISBN 10 : 4087442772
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
清水朔 ,  

Content Description

祭りの夜、禁じられた「神遊び」のために神社へと向かった子供達は......神と人をめぐるオムニバス。『奇譚蒐集録』著者のデビュー作!


【著者紹介】
清水朔 : 唐津市生まれ。2001年「神遊び」で集英社ノベル大賞・読者大賞をW受賞。17年『奇譚蒐集録―弔い少女の鎮魂歌』が日本ファンタジーノベル大賞最終候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Bugsy Malone

    『奇譚蒐集録』の清水朔さんのデビュー作3編に書下ろしを加えて復刊した連作短編集。3編共、子供にとっては肝試しの様な『神遊び』にまつわるお話し。どれにもノスタルジックな原風景が浮かび、怖さと共に言いようのない切なさも感じる。そこに今回書き下ろされた『神送り』が加わった事で前3編の絶妙な繋がりが引き立ち、4作が1つの物語としてより一層まとまりのある作品になっていた様に感じた。神の怖さと慈しみ、人の後悔と再生の物語。大変面白かったです。

  • sin

    この遊びは果たして子供たちのものか!?いや神に供える貢ぎ物か…『神遊び』ありふれた設定だがしっかりした筆致で読ませる。『空蝉』学校で「君は子供だ」とは教えてくれない。悲しいかな「自分が、自分が…に籠る」現代の大人は子供ばかりだ。『カタシロ』時は人の想いも思い出も忘却の彼方へ押し流す。虚ろな想いと郷愁のえもいわれぬ温かさにほろり…。『神送り』不敬は承知だが神は寂しがりやさんか!?遊び相手がほしいのか?いや、玩具としての子供か?それは恐ろしいばかりだ。

  • ポップノア♪@介護奮闘中。

    タイトル買い。祭りの夜に12歳の少年5人で行った「神遊び」。その村に言い伝えられる禁忌の遊びの果てに悲しい事故が起きる。それから7年、同窓会で集まった彼らは…。上手くいけば願いが叶うというおまじないのような神遊びには幾つかのルールがあり、現実味のあるその設定に楽しいだけじゃない、田舎の神事の恐ろしさを垣間見た。メインの「神遊び」も良かったけど、山人の美青年から神遊びを勧められる「カタシロ」が面白い。身代わりになってくれる形代が必要な展開に興味をそそられる。そして、あの青年は人間だったんだろうか?、とかね。

  • アルピニア

    四編からなる連作短編。最初の「神遊び」は俊介が小学時生代を過ごした村を7年ぶりに訪ねるところから始まる。7年前の祭りの夜に5人の12才の少年たちが行った「神遊び」の顛末が現在を混じえながら徐々に明らかにされていく。続く2篇「空蝉」「カタシロ」は、神遊びに関わった別の人物の話。最後の「神送り」で再び俊介の話に戻る。じわじわと迫る恐怖感は、身体を傷つけられる怖さではなく、心を揺さぶられる怖さだったが、「神遊び」も連作全体もホッとする終わり方だったので良かった。

  • ポチ

    『奇譚蒐集録』シリーズの原点となる、清水さんの20年前のデビュー作品。人の本性や闇を描きつつ読後感は悪くない、むしろホッとさせてくれる。いいなぁ、こんな作品好きだなぁ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items