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戦争のかけらを集めて 遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践

清水亮

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911029091
ISBN 10 : 4911029099
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

やがてくる第二次世界大戦の体験者不在の時代に、私たちは、どうすれば過去とつながることができるのか――
元兵士から非体験者への世代交代が進む戦友会や、戦争を伝える史資料・メディアに向き合ってきた11人が、研究という回路を通して、忘却に抗する可能性を示す。
偶然出会った個人の生と死、戦後の片隅にいた集団の断片的な物語などを拾い集め、埋もれた歴史経験のリアリティを描きだす。これからの継承のかたちを構想し、過去の戦争が「歴史」になる時代に何ができるのかを考える。新しい研究者たちによる挑戦の一冊!

【著者紹介】
清水亮 : 1991年、東京都新宿区生まれ。慶應義塾大学環境情報学部専任講師。主な著作に、『「予科練」戦友会の社会学―戦争の記憶のかたち』(新曜社、2022年、日本社会学会奨励賞受賞)などがある

白岩伸也 : 1990年、静岡県静岡市生まれ。北海道教育大学旭川校准教授。主な著作に、「戦死をめぐる記憶と教育の歴史―予科練之碑設立の経緯と背景を中心に」(『教育学研究』89巻2号、2022年、日本教育学会奨励賞受賞)などがある

角田燎 : 1993年、東京都東久留米市生まれ。立命館大学立命館アジア・日本研究機構専門研究員

塚原真梨佳 : 1992年、佐賀県生まれ、沖縄県育ち、立命館大学立命館アジア・日本研究機構専門研究員

遠藤美幸 : 1963年、秋田県生まれ、神田外語大学・埼玉大学兼任講師。イギリス近現代史、ビルマ戦史研究者。不戦兵士を語り継ぐ会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska

    やがて来る戦争経験者ゼロ時代を見据え、我々にはどのような歴史実践が可能か、という問題意識の下に編まれた論文集(というよりやや軽めのエッセイ的なものも多く読みやすい)。3人の編者は全て90年代生まれの若手研究者である。テーマとしては戦友会や遺族会関連がメイン。時の流れには抗えず、当初のメンバーが退場していく中で、これらの組織に蓄積されたものはどう継承され、または消え去ったのか。従来型のバトンリレー方式とは異なる歴史との向き合い方の提唱。色々と考えさせられる。

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