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枕草子下 ちくま学芸文庫

清少納言

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480097873
ISBN 10 : 4480097872
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

冴えわたる批評精神。優雅で辛辣で洗練された洞察は、また普遍的な文明批評の顔をもつ。女性だからこそ、男性だからこそ、文学として味わえる現代語訳を付す。下巻は、第一二九段「無徳なる物」から第三二五段「物暗う成りて」までを収録。

目次 : 無徳なる物/ 修法は/ はしたなき物/ 関白殿の、黒戸より/ 九月ばかり、夜一夜/ 七日の若菜を/ 二月、官の司に/ 頭の弁の御許より/ 何どて、官/ 故殿の御為に〔ほか〕

【著者紹介】
清少納言 : 966?‐1021〜28?年。平安時代の歌人、随筆家。本名未詳。清は清原氏の略称、少納言は宮仕え時の称呼。曾祖父清原深養父、父清原元輔は歌人。幼少時より和歌と漢学の教育を受け、その学才が世に知られる。一条天皇の中宮定子に出仕し、定子に促され『枕草子』を執筆

島内裕子 : 1953年生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。同大学院修了。博士(文学)。放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tsu55

    没落していく中関白家の窮状には一切触れず、煌びやかな宮廷生活を描く清少納言は、元祖「信頼できない語り手」で、この本は1000年前の『日の名残り』といったところなんだろうか。 脚注の類がなくって、代わりに口語訳に言葉を補うことによって理解しやすくなっている。まれに言葉を補い過ぎて、鬱陶しく感じるときもあるけれど。

  • あまね

    上下巻を通して、雅な世界を本当に堪能できました。清少納言の情緒の豊かさ、見識の深さ、美意識の高さ、五感を大切にして敏感に感じる四季折々と身の回りのこと等々、素晴らしいの一言につきます。最初は世の人に公開するつもりもなく書き始めたせいか、なかなか辛辣でバッサリ言い切るところも小気味よく、『清少納言先輩、さすがです‼️』と言いたくなります。上巻でも思いましたが、何より島内先生の訳が良いです。読みやすく、後に続く『評』でその段の理解が深まります。『枕草子』を全編通して読んだことに、今は充実感でいっぱいです。

  • チューリップ

    清少納言はこの文章を誰かに読まれるという想定はしないままで書いていたらしいので結構辛辣に言っている時とかあるんだけど、昔の時代の人のリアルな本音なのかなと思うと興味深いものがある。虫の鳴き声についてとか人の事を誉めたり悪く言ったりとかどれだけ時間が流れても人も自然も変わらない所があるって分かると何だか不思議な気持ちになる。

  • ペミカン

    酒井順子訳の方(池澤夏樹編の全集)を読み始めたのだが、やはり原文を読みたくなり。しかも意外と本による編纂の違いが気になり、岩波の方も合わせ読むことにしたのでやたら時間がかかった。平家を読んだ後だからか王朝時代の文章がわかりにくいったらなかったwひたすら高級な物をあがめる彼女だが252「世の中に猶いと心憂き物は人ににくまれむ事こそ」にしんみりするなど、共感するところも沢山あった。

  • ムツモ

    段ごとに、現代仮名遣い、訳、解説の順に構成されており分かりやすい。でも極力、訳を読まないよう頭を使った。なぜなら訳にはかなり色がついていて、清少納言はそこまで書いてないのに?と思うことがしばしばあったから。

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