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福島原発で何が起こったか B & Tブックス

淵上正朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784526069949
ISBN 10 : 4526069949
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

福島第一原発各号機の事故状況を技術の視点で解説。政府事故調主要メンバーが改めて伝える、3.11から1週間の克明な記録。

目次 : 第1章 概要と予備知識(福島第一原子力発電所の概要/ 炉心損傷に関するデータの見方/ 事故の経緯の概要)/ 第2章 事故の経過―政府事故調報告のわかりやすい説明(地震発生から全電源喪失までの全体の状況/ 全電源喪失後の1号機の状況/ 交流電源喪失後の3号機の状況/ 全電源喪失後の2号機の状況/ 水素爆発の状況/ 応急注水状況)/ 第3章 事故はなぜ防げなかったのか(重大な事故原因/ 炉心損傷回避の可能性)/ 第4章 失敗学からの考察(起こったことから考える/ 背景要因を含めて考える/ 持つべきものの見方・考え方)/ 第5章 事故をより深く理解するための基礎知識(核分裂と崩壊/ 原子炉の事故とは/ 圧力容器と格納容器/ 冷却設備/ 逃がし安全弁とベント設備/ 操作と計測)

【著者紹介】
淵上正朗 : 東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会元技術顧問。(株)小松製作所顧問。東京大学非常勤講師、工学博士。1949年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。小松製作所取締役専務執行役員を経て現職。専門は建設機械、鋳造機械、産業用ロボット

笠原直人 : 東京大学教授、工学博士。1960年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。日本原子力研究開発機構を経て現職。専門は構造解析、高温強度、高速増殖炉

畑村洋太郎 : 東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会元委員長。消費者安全調査委員会委員長。工学院大学教授、東京大学名誉教授、工学博士。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は創造学、失敗学・危険学、医学支援工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Ezo Takachin

    息子から借りて読んだ本。今まで読んできた原発事故の中で一番わかりやすい本でした。せっかくのバックアップ機能も、操作する人員が理解していなければ有効活用できないというのは重みがある。システム全体を見通せる力が必要であると感じた。吉田所長もできる限りのことはやっていたが限界があった。そして本社は全く無理解。せっかくの消防設備を利用した注水作業も水素爆発でやり直し。もし?は取り返せないが、もう少し被害を小さくできる可能性は十分あった。

  • でおでお

    責任追及を極力排除し原因究明に焦点を絞った力作。「マスコミではいまだに誤解が見受けられるが」とあったように、僕もメルトダウンに至った第一の原因は非常用発電機が使えなかったことだと思っていた。しかし、実際には2機の空冷発電機が使用可能であり、本当の原因は津波によって地下1階にあった「配電盤」が全滅したからであった。確かに電源があっても接続する所がなければ使いようがない。事実関係の先にある教訓、安全対策についてさらに突っ込んだ考察を渕上氏、畑村氏に期待する。

  • O. M.

    内容は、福島原発の構造、事故の時系列、事故の要因分析など。機器の構造や設計に係る技術的な解説が主。専門外の読者向けに、平易、簡潔、正確を旨として書かれており、読みやすい方だとと思います。ただ、本書の解説は福島原発に関するもので、国内の他原発の設計と単純に同一視しないことに留意すべきかと。電力業界に限らず、社会インフラの計画・設計に係る技術屋には、本事例から感じるところがいくつかあると思います。

  • Cana.t.kazu

     すべてを想定していれば,今は変わっていた。報道が必ずしも真実を伝えておらず,一度流布されるとそれが定説となるのはコロナ禍も同じ。

  • Junpei Egawa

    事故を最小限に食い止めるために何が出来たのか「タラレバ」にはなりますが解説されてます。事故調の報告書はさすがに難し過ぎるので

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