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2022年の連合赤軍 50年目に語られた「それぞれの真実」

深笛義也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909979254
ISBN 10 : 4909979255
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「総括リンチ」の真相、逮捕者17人&死者12人の実像と、その後の人生を、元メンバーに直撃!

目次 : はじめに 令和の日本でも生き続ける“連合赤軍”的なもの/ Prologue 連合赤軍と「総括リンチ」事件とは―彼らは何を目指して闘っていたのか/ Special Interview 1 山本直樹/ Interview 1 加藤倫教/ Interview 2 岩田平治/ Interview 3 植垣康博/ Interview 4 前澤辰昌/ Special Interview 2 金子みちよ・吉野雅邦by大泉康雄(作家。金子みちよ、吉野雅邦の友人)/ 資料編―組織の「前史」から崩壊まで/ おわりに “連合赤軍”的なものとの決別

【著者紹介】
深笛義也 : 1959年東京生まれ。横浜市内で育つ。10代後半から20代後半まで、現地に居住するなどして、成田空港反対闘争を支援する。所属していたセクトの独善に嫌気がさして決別。30代からライターになり、「週刊新潮」の連載『黒い報告書』などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぐうぐう

    副題に「50年後に語られた「それぞれの真実」」とあるように、同じ総括の場にいた者でも、幹部と兵士、赤軍派と革命左派、男性と女性、あるいは最後まで留まった者と途中で逃げた者、それぞれの立場で証言が微妙に異なっているのが連合赤軍事件の特徴だ(もっと言えば、殺した者と殺された者でも違うはずだが、殺された者の証言は当然ながら存在しない)。本書には当事者はもちろんのこと、『レッド』を描いた山本直樹、金子みちよと吉野雅邦の友人で作家の大泉康雄へのインタビューが載っているが、そこでも温度差はあり、(つづく)

  • 秋 眉雄

    当事者としての加藤倫教・岩田平治・植垣康博・前澤辰昌の四氏、『RED』作者山本直樹さん、他関係者3名。語られる言葉たちはどれも声をひそめられた感じもなく、長い年月を経たからでしょうか、ある意味ざっくばらんでいきいきとしているように思いました。いま、活字として残すインタビュー本にしたというのはホントに興味深いことだと思いました(どうせなら座談会は無理でも対談くらいは出来なかったのかとも思いましたが)。この辺りのことに関心のある方にはとても貴重な一冊だと思います。

  • 100名山

    書店で買える事件の当事者や重信親子の書籍はすべて読んでいるし、大地の牙や周辺の小説、レッドも読みましたが本書が最も資料としては充実しています。行き詰った若者の二つのグループが劣等感と競争心から勢いで間違えて鉈を振り下ろし、後戻りができなくなったと思いました。思想や革命という言葉を取り払うと、ただの人殺しであることを彼らは気が付いていると思います。

  • マーク

    29 基本的にテーマが興味深いので、一気に読む。ただ、あまりできた本ではないかな。新たな発見は少ない。 ◎山本直樹 レッド ●若松孝二 ●田中美津 ウーマンリブ ●つげ義春 ねじ式 三上寛 ○加藤倫教 東海の二年先輩 三年下の弟、元久は東海ではない 自然保護。自民党員! ○植垣康博 静岡のスナック経営 ○前澤辰昌 ちょっと勉強できない?こんなメンバーもいたんだ。 ○大泉 金子、吉野の友人。凄惨な事件だが、中でも夫に見捨てられた身籠った金子みちよは酷い。

  • okachimen

    言葉に体を従わせようとするのがマチズムだとした上で、連合赤軍の失敗は左翼の失敗じゃなくてマチズムの失敗だったのではという山本直樹の言葉に膝を打った。森恒夫が剣道部だったという話がよく出てきたのも印象的。「論理と感性が対立したときは感性を信じる」と語った岩田平治は脱走して生き延びた。一方、恋人の金子みちよを総括の末、殺してしまった吉野雅邦は「上が何を考えているか忖度して行動する日本のモーレツサラリーマンみたいな体質」と評されていた。連合赤軍的な空気は、2022年のいまの日本の社会にまだまだ残ってる。

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