Books

倒叙の四季破られた完全犯罪 講談社文庫

深水黎一郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065145968
ISBN 10 : 4065145961
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

春夏秋冬と不審死が発覚!四人の人物がいずれも“完全犯罪完全指南”という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。警視庁捜査一課・海埜刑事の聴取にも、物証がなければ捕まらないと否認を続ける犯人たちだが、海埜は丹念に真相を探っていく。完全犯罪を目論んだ隠蔽工作の結末は…。

【著者紹介】
深水黎一郎 : 1963年、山形県生まれ。慶應義塾大学卒業。2007年に『ウルチモ・トルッコ』で第36回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に短篇『人間の尊厳と八〇〇メートル』で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。2015年刊『ミステリー・アリーナ』が同年の「本格ミステリ・ベスト10」で第1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
倒叙マニアの私は大好きでした!! 春夏秋...

投稿日:2021/02/27 (土)

倒叙マニアの私は大好きでした!! 春夏秋冬それぞれの季節を生かして殺人が行われるんやけど、殺人がうまくいっても警察の前でへましたりとなかなかうまくいかないのが面白い。

みっちゃん さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • koma-inu

    「完全犯罪完全指南」という裏ファイルを手に入れた4人の殺人者の、倒叙モノ短編4編。芸術探偵シリーズの海埜刑事のスピンオフ。裏ファイルに従って綿密に工作したものの、あるミスから殺人がバレてしまい・・というまさに倒叙モノらしい展開。ミスの内容は、やや専門知識が必要なので、予測しにくいかも。その中では「夏は溺殺」の、溺死殺人の崩し方がユニーク。4編目and2度にわたるエピローグでは別の意味での驚きが。改めてスピンオフなんだなぁ、と感じました。

  • かめりあうさぎ

    初読み作家さん(アンソロジーでは読んだことがあるかも)。倒叙モノの短編集。まとまりのある読みやすい作品でした。倒叙なので「どこでミスったのか?」が問題なのですが、全体的に分かりやすく謎解きレベルは易しいと感じました。解説読んで知りましたが、ノベルス版と終り方違うんですね。そちらも気になるなぁ。

  • left7

    深水さん四作目です。深水さんらしく蘊蓄も入れつつ、その蘊蓄を生かした完全犯罪を犯人は目論むもののそこにはミスがあって…、という古畑任三郎や福家警部補のような、タイトルにある通り倒叙ものでした。よくできてる倒叙ものはやっぱりハラハラしますね。どこに穴があるんだろうと考えながら読みましたがもちろんわかるわけもなく、解決編で深水さんの頭の良さを堪能するという作家さんの凄さを感じられる作品でした。なかなか面白かったです。

  • yu

    Kindleにて再読。

  • やまだん

    「完全犯罪完全指南」という裏ファイルを参考にして,完全犯罪を企む4人を犯人視点から描いた倒叙ミステリ。春・夏・秋・冬の4つの時制で4つの短編が描かれ,エピローグでつながり黒幕的な存在が描かれる。倒叙ミステリは,犯人役と探偵役の心理戦というイメージが強いが,この作品は犯人が,物証により犯行を認めるという展開が描かれている。キャラクターがやや弱い印象があるが,倒叙モノミステリとしては,よくできている。物証にこだわった作品だが,それでも,「これで犯人は諦める?」と感じる作品があったのは残念(55/100)。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items