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旅する煉瓦

深尾精一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306046948
ISBN 10 : 430604694X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「赤煉瓦」などと呼ばれ、日本でひろく親しまれる煉瓦造。だがその積み方として示される「オランダ積み」は、当のオランダではまったく行われていない。近世にオランダで確立した煉瓦積みは、実は日本ではほとんど見られないのだ。ほかにもよく耳にする「フランス積み」は、ヨーロッパにその言葉すらない。日本ではいまだ表層的な理解に留まる煉瓦造と煉瓦積みの、本来の美しさと技法を確かめる旅へ。

目次 : 海外編(旅の出発地、オランダ/ 煉瓦、北欧を巡る/ 大火で発展したイギリスの煉瓦積み/ オランダの影響濃いドイツ・中欧・ベルギー/ 石造の国の煉瓦、フランス・スペイン ほか)/ 日本編(日本の煉瓦黎明期/ 二〇世紀に入って/ 大正期/ 同志社大学―煉瓦積みの歴史を見る/ 辰野金吾と小口積み ほか)

【著者紹介】
深尾精一 : 首都大学東京名誉教授。1949年生まれ、東京都出身。専門は建築構法、建築計画、建築設計。集合住宅の構法、外周壁の構法、寸法調整手法、建築ストック活用計画などを主な研究分野とする。2001年日本建築学会賞(論文)、2007年都市住宅学会賞(著作)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    煉瓦造りの建物いいですね。 フランス積み、というのはないんだそうです。誤訳らしい。 専門の話はやや難しいんですが、ほとんどは綺麗な写真です。

  • kumako

    煉瓦建築の写真が盛り沢山で、全ての建物の煉瓦の積み方を解説してくれる。数が多い分、小さい写真になっているのが見づらく、解説も知識が無いのでピンとこなくて、レゴを引っ張り出して実際に組んでみたら納得できました。割と“不規則に積まれている”という物も多くて、強度は大丈夫なのかと思いましたが、実際にレゴで組んでみて「確かに角まで4種類の煉瓦だけで揃えようとしたら難しくて間違うかも(笑)」等と職人さんの苦労を感じました。フレミッシュ積みの見た目が良いらしいですが、私はイギリス積みのようかんで納めた物が好みです。

  • きのたん

    【課題】煉瓦の建物を、ほぅ、これはフレミッシュ積みだねなどと言いながら近づいてじっくり見る旅もまた乙なものかもしれない。しかし、ダッチとイギリスとあまり違いがよくわからない。本によくあるフランスとイギリスの違いはよくわかるけども。角の仕上げが意外に大切なのだな。厚みに決まりはあるのだろうか。地震などのねじれに強い積み方ってあるのだろうか。

  • Koki Miyachi

    煉瓦の歴史や正しい構法について。建築構法の大家が自ら取材したオランダ、北欧、ドイツ、ベルギー、フランス、スペイン、イタリア、そして日本の事例まで。豊富な写真と丁寧な解説付き。情報量が多く、全て読むには相当な時間がかかる。

  • Go Extreme

    海外編: 旅の出発地、オランダ 煉瓦、北欧を巡る 大火で発展したイギリスの煉瓦積み オランダの影響濃いドイツ・中欧・ベルギー 石造の国の煉瓦、フランス・スペイン イタリア、北から南へ 煉瓦の故郷、ローマ 旅の途中に……煉瓦の積み方/煉瓦の積み方の呼称の間違い 日本編: 日本の煉瓦黎明期 二〇世紀に入って 大正期 同志社大学――煉瓦積みの歴史を見る 辰野金吾と小口積み さまざまな煉瓦造 ハウステンボス――旅の終わりに

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