Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• まる子

  読了日：2024/05/17

  奈良県十津川村の山奥で育った原大樹。彼の感性はこの自然が培ったもの。クリスマスにサンタさんが置いて行ったのは木と小刀。これが彼の原点だ。師匠もいない、独学でマジックを覚えた。アメリカに行きたい、マジックの夢を「行ってこい」と言った父には何が見えていたのだろう。高校生で資金集め、何度も味わう挫折から「世界のHARA」になるまでの感動作だった。武器を持たない10代、彼を支え育てた家族や友達に感謝してもしきれない。無理だと思う前に考えろ！自分の武器を手に入れろ！原大樹がカッコイイ👍小説という名の伝記でしょ。

• 雪丸 風人

  読了日：2024/04/21

  幼ない頃マジックに出会った田舎の少年が、心に誓った夢のために、技術を磨き、広い世界に踏み出そうとするなかで様々な学びを得ていくストーリーです。父親や担任教師の心配だからこそ進路の再考を促す心情がわかりすぎて、泣きそうでした。仲が良いだけでなく、ときには厳しいことも言ってくれる友人たちとの絆も響きまくりです。まっすぐで世間知らずな少年が何度も立ちふさがる壁にどう対処するのか？そのとき周囲はどう働きかけるのか？ぜひ自分の目で確かめて！中学生全員に読んで欲しいほどの名作です。（対象年齢は12歳半以上かな？）

• うー

  読了日：2022/06/11

  イリュージョニストHARAは5歳の頃出会ったピエロによってマジックの世界に引き込まれた。マジックでわたしたちは虹色のきらきらした魔法の世界に入りこむ。その世界へ誘うための彼の努力と強い信念に読みながら力が入る。そして心強い理解者たち。２枚の茶封筒に思わず涙した。読みやすく一気読み。

• 奏

  読了日：2024/05/20

  原大樹さんを知らず、この本を読んだら彼のステージをどうしたって見てみたくなる。 幼い頃からの夢に向かってまっしぐらに努力し続ける強さ。そして、彼を支え、応援してくれる家族や仲間。与えられたものではなく、自分で作り出す楽しさを子ともの頃から知っていたからこそ、新しいものを作り出そうと工夫する力は彼の強み。彼自身もすごいけれど、彼の両親の素晴らしさも伝わってくる。 好きなことを見つけられた人は、それだけでもう幸せだ。

• くま美

  読了日：2022/08/28

  将来何になりたいか？幼いころの夢を叶えた人がどのくらいいるだろうか？山の中のぽつんと一軒家で生まれた原大樹が、5歳の時に東京で見たマジシャンに憧れて夢に向かって突き進む。山奥でマジックの道具なんてないが、無いなら工夫をすればいい。「いまあるものを組み合わせて別の可能性を創り出す」夢を叶えるために大樹が考えた事。中高生が進路を考えた時に背中を押してくれる1冊になれば良い。

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