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王朝の人びと 歴史物語「大鏡」「今鏡」の世界 文藝春秋企画出版

海野泰男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784160090781
ISBN 10 : 4160090788
Format
Books
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

・道長と紫式部に男女の仲はあったのか?
・鳥羽后待賢門院璋子が生んだ崇徳帝は白河院の子だったというのは本当か?
・後白河院は、なぜ「日本国第一の大天狗」?
・鞠足の大納言成通は清水寺の舞台の欄干の上を鞠を上げながら本当に歩いたのか?

千年も前の人びとの人生を知ることは、人間の普遍的な本質を知ることである。
『大鏡』『今鏡』の登場人物の人生ドラマや、当時の世情から人と歴史を読み解く、平安文学研究の第一人者による斬新な評論エッセイ。

「王朝時代に実在した人びと 。男女の愛や恋は何時の時代もそうであるように、純愛があるかと思えば、煩悩を逃れられない愛欲もある。彼等を歴史学の立場からのみ論じるのではなく、言うなれば周辺諸学を含む国文学の立場からも見たいと思う 。」(著者)

【著者紹介】
海野泰男 : 1938(昭和13)年生まれ、静岡県出身。東京大学文学部国文学科卒業後、1967(昭和42)年同大学院国語国文学専攻修士課程修了。麻布中・高、常葉学園短大を経て、1984(昭和59)年から常葉学園大学教授。外国語学部長として海外10大学との提携を実現し、留学制度を作る。2002(平成14)年学長就任、2010(平成22)年3月退任。同大学(現・常葉大学)名誉教授、法人名誉学長。専門領域は国文学(平安文学)、美術史(西洋絵画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • neimu

    そこそこ面白いが、『大鏡』はともかく『今鏡』の内容を熟知しているわけではないので、(受験知識の大今水増の順序程度)半分以上『今鏡』関連の内容に自分がついて行けていないのが悔しい。もう少し、歴史面をおさらいしてから再度読み直すともっと面白いに違いない。ちなみにこの本、紙面構成が少々斬新で、ちょっと横道・深掘透視眼のコーナーや、サブタイトル・目次などが面白い。現代語訳の周辺への突っ込み方に工夫を感じる。親世代の作品だが読み易い。歴史物語を勉強し直す気にさせられた。去年の大河ドラマの時期に読めると良かったな。

  • ほんメモ(S.U.)

    大鏡・今鏡の世界を多方面から紐解き考察してくれる一冊でした。個人的に、昨年観ていた大河ドラマ『光る君へ』の時代と、今読んでいる小説『君の名残を』の時代の、あいだの数十年間をちょうど埋めてくれる感じで、『ああ、あのあと道長の子孫達がこうなるのか…』『そこに、以仁王が出てくるわけね』などと、勝手にフィクションの世界と行ったり来たりしながら読みました。ただ、熱中して読めたのは後白河院のあたりまでで、今鏡の後半は天皇家や摂関家以外の方も多数登場して私にはキャパオーバーでしたが、全体的に興味深く読ませて頂きました。

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