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戦争文化と愛国心 非戦を考える

海老坂武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622085188
ISBN 10 : 4622085186
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦後の厭戦と反戦の雰囲気から、少しずつ、少しずつ、何がどう変わって、いまの日本になったのか。細部に宿る“戦争文化”とたたかうために、私たちに何ができるのか。

目次 : 第1章 国民学校一年生―言葉を擦り込まれた少年/ 第2章 戦争文化とは何か/ 第3章 古い上着よ さようなら/ 第4章 愛国心の行方/ 第5章 非戦思想の源流/ 第6章 兵役拒否と不服従の思想の源流/ 第7章 非戦の原理から不服従の思想へ/ 終章 少数の力のために

【著者紹介】
海老坂武 : 1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 奥澤啓

    仏文学者海老原武氏が一年程前に上梓した。自らの戦前体験を出発点に、フランスの非戦論、戦後日本思想などを緻密に検証する。明治時代の愛国心論議と愛国心批判など興味がつきない。終章は「少数の力のために」。第一章「国民学校一年生」の冒頭は「「日本を、取り戻す」、「戦後レジームからの脱却」「積極的平和主義」怪しげな言葉、きなくさい言葉が横行する時代になった。ああ、またあの呪いの言葉、あの節回しだ、と七〇年以上前の記憶がどっと押し寄せてくる」で始まる。今の日本の趨勢を危惧する事から説き起こされる。

  • 奥澤啓

    注と参照文献が充実しているのもありがたい。特に参照文献は戦後日本と世界を関連づけてとらえるには欠かせない物ばかりだ。誤記があるので指摘する。339頁、「エドワード・スノーデン『スノーデン 日本への警告』青木理訳(集英社新書、二〇一七)」とあるが、青木理氏は翻訳者でなく著者の一人である。海老坂氏は加藤周一と親交があった。加藤と森有正を論じた『戦後思想の模索』は古い物だが現実に両人を知る世代の書であり貴重である。森有正論として興味深い指摘がたくさんある。この本も注が優れている。時に、両人への厳しい視点もある。

  • ブルーハート

    海老坂は本書の中で、「戦争文化」とは何かに深く食い込んでいく。加藤周一が挙げる「戦争を支える国民の意識」、すなわちメディアを通じての政府の大衆操作に無抵抗であること、大勢順応主義、鎖国心理、差別の4つに加えて、言葉に対する鈍感さと封建的上下関係の2点を付加しつつ、さてさて、「今日の日本人はこのような意識態度から解き放たれ」ているのだろうかと、鋭く我々に問いかける。残念ながら今の政治状況を見ればその答えは明らかだ。我らの心理・態度に巣食う戦争文化をしっかりと意識化したい。

  • takao

    ふむ

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