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名著17冊の著者と往復書簡で読み解く人事の成り立ち 「誰もが階段を上る社会」の希望と葛藤

海老原嗣生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784561227175
ISBN 10 : 4561227172
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ私たちの働き方は変わらないのか?見過ごされてきた日本型の長所、欧米型の欠点とは?日本型雇用の強みと課題を、戦後から平成という時間軸と欧米との比較から描き出す。日本型の良い部分を活かし、これからの働き方を考える!

目次 : 序章 日本型雇用の本質とは何か?/ 第1章 黎明期 戦争と復興動乱が生んだ奇跡/ 第2章 完成期 欧米信奉の呪縛からの解放/ 第3章 順風期 安定成長が生んだ万能感/ 第4章 動揺期 ほころびと弥縫策/ 第5章 転換期 純化=切り捨てと、そのしっぺ返し/ 第6章 不整合期 内部崩壊と新生の手掛かり

【著者紹介】
海老原嗣生 : 雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。1964年、東京生まれ、大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル

荻野進介 : 1966年、埼玉県生まれ、89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社に入社。2001年リクルートに移り、リクルートワークス研究所にて人事専門誌『Works』編集に携わる。その後、ニッチモに所属しながら、フリーの文筆家・編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ともふく

    大変勉強になった。日本に特徴的な人事制度はどのように構築されてきたのか。現在の社会状況との間で、どのような軋みが生じているのか。歴史的、空間的パースペクティブの中で俯瞰的に学ぶことができた。それぞれの時代の人事制度の変革にインパクトの強くあった著書を取り上げ、その書評と著者からのコメントを往復書簡という形で構成させている組み立ても秀逸。日本の人事制度の強みを明確に認識できたとともに、人事制度は時代の流れに合わせて作り替えていかねばならないことを学んだ。

  • たくみくた

    50冊目。日本と欧米では、とどのつまり、企業に強い人事権があるかないか、という違いが、実は、雇用システムの中ではとても大きな問題(かつメリット)を生み出します。「ポスト固定型」か、「ポスト可変型」か。日本の無限定雇用には、シームレス職務階段を作ることができ、その結果、未経験者でも難なくステップアップできる、というメリットがあります。ただし、このステップアップシステムには同時に幾つかの問題も付随します。

  • しゅー

    ★★★★ この本のすごいところは、日本的経営の「誰もが階段を上る」と言う特徴を軸に、ぶれずに最後まで論じ切っていることだ。また、戦後以降の歴史を丁寧にたどることで、いま我々が見ている制度や考え方がどうやって成立してきたかを示すと同時に、それらを相対化して見せてくれる。そして、それぞれの時代に書かれた「日本的経営」に関する本の書評と、その著者との往復書簡と言う独特なスタイルなのだ。個人的には、16冊目の「『育休世代』のジレンマ」での女性活躍に関する議論に、目からウロコが落ちる思いである。書評が総じてアツい。

  • shinko0925

    まさに日本株式会社の「人事の成り立ち」を通覧できます。日本の社会・経済・国民性等の要因により出来上がった「日本の人事」の功績と弊害。最終章の2010年代を「不整合期」としている点、今こそ「改革期」「再構築期」なのかな、と思いました。日本の人事は、変われるか。

  • コニシ

    日本型採用(無限定採用)はよく出来た制度。 理解せずに批判するのはダメ。

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