Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• onasu

  読了日：2025/09/13

  いわゆる歴史逸話に史実なし、とは分かっちゃいながら刷り込まれているものがある。戦国武将に始まるそんなんをこちらでは、「江戸フィルター」が掛かっていると称して説き明かしてくれる。　　それは徳川様大事に始まって、初期には戦国遺風の排除だったり、中期以降は面白おかしくだったり。そうしたものを下敷きに小説が描かれているものも。　　400頁弱という厚さで、正直飽きたところもあったが、高校教諭だという著者の筆は読みやすく、それでいて豊富な知識が感じられる。歴史もの好きとしては、読んでおいて損のない一冊でした。

• roatsu

  読了日：2025/09/03

  広く浅くの歴史トリビア本かと思いきや、真実の姿を捉えて伝えていくことが本当に難しい歴史というものの本質に本邦の中世・近世史を素材に踏み込んだ一冊。月並みだが、面白くてためになるという表現がしっくりくる。P204で述べられることが本書の肝で、しみじみ我々は何を習い信じ込まされてきたかねと感慨深い。歴史学の分野で近年、新史料の発見や解釈・考察の洗練により、従前の物語性・ナラティブが引っ剥がされてより真相に近い史実が明らかになっていくのは実に素晴らしいことだと思う。江戸時代の黄表紙のように歴史が日本人の中だけで

• すうさん

  読了日：2025/07/30

  これは面白い！著者はカリスマ塾講師らしいがとにかくたくさんの歴史関係の本を読んでいるのがわかる。司馬遼太郎の本を読んで戦後の日本人が歴史を理解したように、戦国や江戸時代にもそのようなフィクションや噂話の類は沢山あったようだ。古文書などを読む能力も必要だが歴史を俯瞰したり多面的に読む力が大切。本書の後にもさらに覆される歴史が出るかもしれない。科学でないので検証はなかなか難しいがこれが歴史の面白いところ。真実はその場に立ち会ってその当人でないと体感できない。だから時は「今」、人生は「自分自身」が大切なのだ。

• Go Extreme

  読了日：2025/07/04

  https://claude.ai/public/artifacts/3153c287-188c-4297-9193-ea982c0409e9

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