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ISBN 10 : 4862513158
Content Description
対外認識と国民形成は国民国家の基本である。近代日本は海外知識の摂取による国際認識の確立をもって国際秩序の理解とそれへの参加が可能となり、日本は国民形成と対外関係の樹立へと突入し、そして国民国家の政策が追求され維持されてきた。この視点において、日本はどのように海外知識を摂取していったか、そこにおいて開国と対外関係のかかわりがどのように始まり、国際法がどのように受容されてきたか、そこにおける日本の認識と理解はどういうものであったか、また漢字文化圏にあった日本はどういう形で欧米文明を導入し理解し近代普遍的文明化世界の一員となったか、そこにおける国民主義はどのような理解と主張にあり、そこで近代国民国家の姿を辿ったかが論じられる。
目次 : 第1部 近代日本の海外知識の摂取と国際認識の確立(福澤諭吉と山縣有朋の対外認識及び所見/ 西川如見『華夷通商考』の世界認識/ 林子平『三国通覧圖説』と桂川甫周『北槎聞略』の北方認識/ 吉田松陰の世界認識/ 支那思想の検討と日本的理解の確立 ほか)/ 第2部 地域研究250年(文明の接触と地域の確認/ 探検と外国知識の吸収/ 対外進出と地域研究/ 対外政策の遂行と地域研究の使命/ 世界の中の国家と地域研究 ほか)/ 第3部 認識・論争・成果年譜
【著者紹介】
浦野起央 : 1955年、日本大学法学部卒業。政治学博士。日本大学名誉教授、北京大学客座教授(客員名誉教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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