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彼女は存在しない

浦賀和宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344404410
ISBN 10 : 4344404416
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2003
Japan

Content Description

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。

【著者紹介】
浦賀和宏 : 1978年神奈川県生まれ。「記憶の果て」で第五回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    ブレイクのきっかけの一冊らしい。著者の作品中ではかなりオーソドックス。大仕掛け一発勝負で、ある程度ミステリ読んでいる人であれば途中で真相に気づける。ただ、それ以外の層にはインパクトある作品ではないだろうか。独特のこじれた心情吐露や、半分趣味で描いているような音楽の話など、これでもだいぶ抑え目で、それが色々ちょうど良い感じになっている(音楽話はやや煙たいかもしれない)。真相がわかっていても、最後のまとめ方とかはスリリングでテンポもよく、グイグイ読ませるようになっている。そこの成功が大きい。

  • 遥かなる想い

    駅前の本屋で「今売れてます」という帯に惹かれて購入。多重性人格と虐待の事実が交錯するようにあらわになり、終盤の凄惨な結末へ。最近ではこの手の小説をサイコパズラーと呼ぶらしいが少し読んでいて混乱していた。何を著者は書こうとしたかったのだろうか。香奈子という女性もただあわれという印象でしかないのだが・・

  • takaC

    (作者は)神奈川県警の存在は敢えて無視してみたってことなんだろうか?そういう見方で読めば面白くないこともない。タイトルで9割ネタバレしているけれど。

  • ☆ゆう☆

    中居くんがお勧めする本は面白いものが多いのでこれも期待して読んでみた。途中までスラスラと「あなたは一体誰?」を追い求めて読んでいたら、最後に驚愕の真実が待っていた。やっぱり面白い。それにしても多重人格の話は難しい。最後、香奈子と由子と亜矢子の関係が一気に明らかになった辺りはじっくり読まないと理解できない。でもその分理解できたときの衝撃は凄い。この作品は叙述的トリックだという前情報をもった上で注意深く読めばよかったかも。だって、もう一度読めばいいのだけど、途中のこのグロい感じはなかなか再読出来そうにない。

  • みも

    多重人格をベースにミスリードのテクニックを駆使した叙述ミステリ。リーダビリティには優れていると思うが、トリックに関しては仕掛けが拙くあざとく感じる為、驚きよりも不快感のほうが強い。騙されるなら心地よく騙されたいと望むのは読者の勝手だが「策士策に溺れる」感があると思うのは僕だけだろうか。感嘆はすれど感服はしないというのが本音。結末に些か混乱した事は紛れもない事実なので、結末を再読し全体的にも拾い読みしてみたが、やはり不自然さや矛盾を否定しきれず。余計な事だが、ナイフで腹部を刺されたら思考能力は失うだろうな。

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