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村上春樹を歩く 作品の舞台と暴力の影

浦澄彬

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784882026907
ISBN 10 : 4882026902
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2000
Japan

Content Description

『ねじまき鳥』の間宮中尉のモデルは村上春樹の父親である。作品の舞台や地名に込められた意味を読み解き旧来の春樹像を覆す好著。

【著者紹介】
浦澄彬 : 1967年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。大阪の高校で教師をする。関西文学同人。2000年第1回関西文学選奨奨励賞受賞。著作、小説『パブロのいる店で』(澪標)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nanchara_dawn

    日本の都市を通じて春樹を読む試み。印象批評やこじつけに思える箇所が多いけど、ところどころ、すごく面白い。『世界の終り〜』の地下空間では方角が地上とは正反対になっているということや、『ノルウェイの森』で直子と「僕」が半日歩く場面では全然「一周」などしていないということには、作品を読んでいても気づいていなかった。神宮の絵画館の一角獣から着想を得たのでは、という推測も、状況証拠の積み重ねによって説得力が生まれている。春樹が高校新聞に書いた記事が読めるのも、ファン的には嬉しい。

  • nonchaka

    村上春樹が、作品、特に初期三部作の中で、阪神間を無機質で無感情に表現するのはなぜなのか、の答えについて。中学、高校時代の彼の姿をたどり、分析することで得た答えは、それなりに説得力があった。 どっちにしても、神戸高校時代に彼が書いた文章が読めるとは。春樹ファンにとっては、収穫大。

  • コウ

    著者には失礼ですが、期待していませんでした。ところが!★★★☆☆

  • ねむりねずみ

    私小説として読める箇所を探すという読み方。

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