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崖っぷち母子、仕事と子育てに詰んで中国へ飛ぶ

浦上早苗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479394396
ISBN 10 : 4479394397
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

「こうあるべき」圧の強い日本では果たせなかった仕事と子育ての両立。詰んだ母子を救ったのは鬱陶しいほどのお節介と、ある種の“雑さ”だった。
ジャーナリスト 浜田敬子氏 絶賛!

≪めちゃくちゃ面白い中国留学記≫
中国に行く前の私は、水槽で泳ぐ弱った金魚だった。
新卒で新聞社に入社して10年ちょっと、未婚でソウを産んで6年‥‥。彼を育てあげるために起きている時間の多くを仕事に捧げていたが、それが正解かどうかわからなくなり、疲弊するのを感じながらも、自分の生きる場所はここしかないと思いこんでいた。
じわじわ水かさが減り、酸素が薄くなり、このままでは窒息死すると追い詰められた私は、会社、そして日本という水槽の外に飛び出す決断をした。
中国は自由のない、監視国家に見えるかもしれない。
だけど、「自由のない」はずの国で自在に生きる中国人たちと出会い、私は国には縛られていないけど、社会とかまわりとか、何よりも自分自身に縛られているよね、と思うようになった。30代半ば、ソウを連れて決死の覚悟で飛び出したけど、「決死」だと思っている点でがんじがらめだったのだ。レールに戻れないことを、なぜあんなに恐れていたのだろう。昔の私に教えてあげたい。飛び出した先に、あなたの未来とキャリアは続いていくんだよ、と。(本文より)

【著者紹介】
浦上早苗 : 1974年、福岡市生まれ。経済ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒業後、1998年から西日本新聞社記者。2010年に中国・大連の大学に7歳の息子を連れて国費博士留学(企業管理学)。少数民族向けの大学での講師を経て現職。法政大学イノベーション・マネジメント研究科(MBA)で教鞭を取りながら、外資系企業の日本進出支援も手掛ける。通訳案内士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅咲文庫

    2010年、7歳の息子を連れて、中国政府の奨学金を受け博士課程へ留学。勉強と並行して日本語学科の教員となり、他にもいくつかのビジネスを行うようになり2016年に帰国。そうか、息苦しさやもうこれではダメだと思うそのすぐ傍には、これをダメとしない考え方や生活のしかたがあるんだ。苦しいのは自分が悪いわけじゃない、とそれまで気づいていなかった扉を開けることができるんだなと思った。それにしても2010年なんてちょっとしか前じゃないのに、普及している技術に隔世の感がある。

  • みっこ

    著者の方の中国留学体験記。まずシングルマザーで仕事と子育てに行き詰まって、そうだ中国へ行こう!っていう発想がぶっ飛んでて好き笑 そして最後あとがき的にまとめて書かれた『その後』もなかなか濃い。その2箇所のインパクトが凄すぎて、中国での生活時代はさらっと読んでしまった。仕事しながら子育てすることが当たり前に受け入れられているのは羨ましい。このくらい寛容な社会なら、仕事との両立に悩んだり追い詰められることもないんだろうな…。

  • to boy

    現代中国は独裁政治、監視社会、言論の自由なし、戦狼外交など良いイメージはないけれど、2010年にシングルマザーの身で中国に渡った著者の実体験が興味深く語られている。性善説の日本から性悪説の国へ、子供の卒業式の日程さえ前日にならないとわからない(しかも当日延期される)。そんな中国庶民の生活がよくわかる一冊。どちらが良いというものではなく民族の違いを楽しく語った面白い一冊。

  • かめぴ

    未婚の母(相手が最低〇郎で沸点が瞬時に上がる)が、ワンオペで日本で働くのって大変だろうなぁ…で中国⁈余計に大変そうかと思いきや。なお話。中国語も出来ない、頼れる人も居ないのに凄い行動力。でも、中国の方が子育てしやすいとは思ってもみなかった。やっぱり「日本〇ね」の国なんだね。行動力、これ見習おう。

  • 翡翠

    とてもとてもとてもおもしろい留学記。 大変だった日本での出来事を数行でさらっと紹介されているのですが、簡潔であればあるほど、本当は書ききれないほどのご苦労や葛藤があったのだろうなと思えて、泣けました。そしてお子さんを連れての中国留学が始まってからもご苦労の日々…。ここもさらっと書かれているけれど、かなりの大変さだったはず。ぼったくられた場面や夏休みで帰国してもう戻りたくないと泣き出した場面では一緒にまた泣いてしまった。それでも息子のソウくんが逞しく育っていく様子と、笑顔の写真に癒されました。

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