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老楽国家論 反アベノミクス的生き方のススメ

浜矩子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103328612
ISBN 10 : 4103328614
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人も国家も老いは楽し。「日本を取り戻す」の大号令にひそむ病とは?アベバブルに不安を抱くすべての人へ贈る処方箋。世界経済から透かしみた、日本人のための浜流「国家論」決定版。日本の明るい未来はここにある。

目次 : 序章 鏡の中の自分がみえない―いつわりの自画像に翻弄される人々/ 第1章 国々の憂鬱―国境無き時代をどう生き抜くか/ 第2章 国民国家は誰のもの?/ 第3章 あなたは何国家?―欧州にみる国々の様々な独自スタイル/ 第4章 小国たちの度胸と愛嬌/ 第5章 老楽国家の姿と形

【著者紹介】
浜矩子 : 1952年生れ。同志社大学大学院ビジネス研究科教授。一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長等を経て、2002年より現職。専門はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    今の日本に「取り戻す」べきものなどない(33頁)。 このことばは、安倍首相のスローガンに対してである。 しかし、取り戻すものとしてあるならば、 3・11被災者の日常は取り戻す必要がある。 さらには、健康も。 ざっくりいえば、GDPはどこで、GNPはだれが、の概念(50頁)。 アベノミクスの中身をよく見ないといけない。 世界で勝つ発想では、世界と共存できないし、 出稼ぎもできないだろう、と(73頁)。

  • ラーメン小池

    国家は歴史の中で最も輝かしい時代を目標に、現実を顧みず無理な経済成長を目指すといった習性が安倍政権に限らずみられるとのこと。これを人間にあてはめてみると、年をとって無理にアンチエイジングに励んだり、若い人にムキになって対抗したり見栄を張るようなことかもしれない(笑)。本書を読んで、国家も人も、過去の成功体験や栄光に執着することなく、潔く切り捨てる勇気が必要ではないか、と感じた。そして国家も人も周りとうまくやっていかねば生きていけない。筆者の説く「度胸と愛嬌」が国家にも人にも必要なのだと思う。

  • Humbaba

    何を持って幸せとするのか。それが明確でなければ、自分たちが進むべき方向というのは定まってくれない。これを正しく定めるのは難しいことであり、絶対の正解というのは存在しないのかもしれない。しかし、自分にとってはこれが正解である、というものを定めなければ、いつまでも評価軸を定めることができないだろう。

  • nizimasu

    日本も欧米も同じ病に苛まれていると著者はいう。「のぞみの鏡」というハリーポッターに出てくる鏡を紹介する。自分たちのなりたい姿を映し出す鏡。それこそがかつての先進国が追い求める成長の姿だと告発する。だが実態は、日本も含め成熟国家には、これまでと違う国家観が求められる。グローバルという時代を通して、欧州のルクセンブルクやベルギー、スイスといった他人の褌て生きる国家のありように、日本の未来像も重ねる。そして個はどうあるべきか。それは読者にゆだねている

  • hisakodosu

    文珍さんの老楽風呂を聞かなくては。ラザロの例えは心しなくては。

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