株式が相続された場合の法律関係

相続株式を巡る多様な問題につき、当事者らが納得しうる妥当かつ明快な取扱い指針を論じ、非上場会社における事業承継の円滑化を目指す。

目次 : 第１章　株式共同相続時の株主名簿の名義書換え（非上場会社の株式の場合/ 上場会社の株式の場合/ 小括）/ 第２章　株式共同相続時の配当の支払いと受領（配当基準日に被相続人名義であった場合/ 遺産分割による承継者への名義書換えがなされる場合/ 共同相続人への名義書換えがなされる場合/ 小括）/ 第３章　株式共同相続人による議決権の行使（共有代表者の指定・解任方法を巡る議論/ 共有代表者の指定通知を欠く議決権行使を巡る議論/ 共同相続人の議決権行使を巡る解釈論の分析と私見）/ 第４章　株式共同相続人によるその他の株主権の行使（判例・学説の動向/ 私見/ 小括）/ 第５章　相続人等に対する譲渡制限株式の売渡請求等（一部売渡請求の可否/ 相続人等に対する株式売渡請求制度等の再設計/ 三点セットの条文案と、実務上の対策等）

【著者紹介】
浜田道代 : １９４７年岐阜県生まれ。１９７０年名古屋大学法学部卒業。１９７２年名古屋大学大学院法学研究科（修士課程）修了。１９８６年Ｈａｒｖａｒｄ　Ｌａｗ　Ｓｃｈｏｏｌ　ＬＬ．Ｍ．修了。現在、名古屋大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）