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学校という場で人はどう生きているのか

浜田寿美男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784762823152
ISBN 10 : 4762823155
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもたちは、学校という生活世界のなかで教師とどのように出会い、どのような関係を生きているのか。子どもたちは子どもどうしどのように出会い、そこでどのような関係をつくり上げているのか。あるいは教師たちは、子どもたちとの関わりをどのようなものとして受けとめ、教師集団としてたがいにどのような関係を生きているのか。さらには、学校が息苦しくなり、そこからはみ出す子どもたちはその生活世界をどのようなものとして生きているのか。学校のそとにどのような関係の場を求めているのか。そして、すべての子どもたちは、いずれ学校を終える。そのとき彼らは学校の先にどのような世界を展望しえているのか。本書では、これらの基本的な問題について、十分に考えをめぐらしていく。

目次 : 第1部 いま学校のなかで起こっていること(学校は子どもたちにとってどういう場所としてあるのか/ 学校文化に見る子どもとおとなの関係考/ 学校のなかで子どもどうしが生きる社会)/ 第2部 学校のそとで生きる子どもたち―変動のなかの学校と社会(学校のそとの世界の変化と子どもたち/ 学校における関係の再構築に向けて―学校のそとから考える/ 学校と社会)/ 第3部 学校のなかの教師たち(教師たちの見る学校のすがた―時代の流れのなかで/ いま教師たちはどのような人間関係を生きているのか)

【著者紹介】
浜田寿美男 : 奈良女子大学

小沢牧子 : 日本社会臨床学会運営委員

佐々木賢 : 元定時制高校教師、日本社会臨床学会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    子どもたちは、一日の大半を学校という場で過ごします。しかし、学校は「学び」の場ではあり、その「学び」も管理主義教育で歪められている現実があります。この本は、学校という場を、子どもたちにとって大切な生活世界の場として捉え直し、その中で教師とどのように出会い、関係を築くことが大切なのかの問題提起を投げかけてくれます。また、「共居」という共に生きる概念を提示し、そしてやりとりをする「コミュニケーション」の重要性を指摘します。共に生きている「共居」とは「共生」の手前の概念です。なかなか考えさせられました。

  • りか

    1・『学校』とは子ども達、教師にとって何であるのかを見直し、2・学校意外での子ども達の生活を考え直し、3・いまの教師の置かれた立場を述べられています。学校制度が始まって130年しか経っていない事に気づかされ、これからの学校制度や子ども達の成長(知力・精神力・体力)を育むにはには、どのように取り組んでいかないといけないのかを考える一冊となりました。

  • ブルーハート

    10年以上昔の本だが、この中にカウンセリングについて、相手の話をよく聴くこと自体が、おだやかに相手を管理するための手段になっているという鋭い指摘があって、カウンセリングに違和感を感じていたので共感。

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