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アメリカは日本経済の復活を知っている

浜田宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062181518
ISBN 10 : 4062181517
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

ノーベル経済学賞に最も近いといわれる経済学の巨人、研究生活50年の集大成!!
日銀が政策を変更すれば、日本経済は今すぐにでも復活する!!


この救国の書は、東京大学での教え子、日本銀行総裁・白川方明に贈る糾弾の書でもある。20年もの間デフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが日銀の金融政策に由来するからだ。白川総裁は、アダム・スミス以来、200年間、経済学の泰斗たちが営々と築き上げてきた、いわば「水は高いところから低いところに流れる」といった普遍の法則を無視。世界孤高の「日銀流理論」を振りかざし、円高を招き、マネーの動きを阻害し、株安をつくり、失業、倒産を生み出しているのだ。
本書で解説する理論は、著者一人だけが主張するものではない。日本を別にすればほとんど世界中の経済学者が納得して信じ、アメリカ、そして世界中の中央銀行が実際に実行しているもの。実際に著者は、日米の学者・エコノミスト・ジャーナリストたちにインタビューを行い、すでに60人以上から聞き取りを行っているが、ほとんどすべての俊才が、潜在成長率のはるか下で運営されている日本経済を「ナンセンスだ」と考えている。たとえば教科書でも有名なグレゴリー・マンキュー、ウィリアム・ノードハウス、ベンジャミン・フリードマン、マーク・ラムザイア、デール・ジョルゲンソン、ロバート・シラー、黒田東彦、伊藤隆敏らだ。
世界から見れば常識となっている「日本経済の復活」を、著者50年間の研究成果をもとに、わかりやすく徹底解説!


目次


序 章 教え子、日銀総裁への公開書簡
第一章 経済学二〇〇年の常識を無視する国
第二章 日銀と財務省のための経済政策
第三章 天才経済学者たちが語る日本経済
第四章 それでも経済学は日本を救う
第五章 二〇一二年二月一四日の衝撃
第六章 増税前に絶対必要な政策
第七章 「官報複合体」の罠
終 章 日本はいますぐ復活する


Content Description

目次 : 教え子、日銀総裁への公開書簡/ 経済学二〇〇年の常識を無視する国/ 日銀と財務省のための経済政策/ 天才経済学者たちが語る日本経済/ それでも経済学は日本を救う/ 二〇一二年二月一四日の衝撃/ 増税前に絶対必要な政策/ 「官報複合体」の罠/ 日本はいますぐ復活する

【著者紹介】
浜田宏一 : 1936年、東京都に生まれる。イェール大学名誉教授。東京大学名誉教授。経済学博士。国際金融に対するゲーム理論の応用で世界的な業績をあげる。1954年、東京大学法学部に入学し、1957年、司法試験第二次試験合格。1958年、東京大学経済学部に入学。1965年、経済学博士取得(イェール大学)。1969年、東京大学経済学部助教授。1981年、東京大学経済学部教授。1986年、イェール大学経済学部教授。2001年からは、内閣府経済社会総合研究所長を務める。法と経済学会の初代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 速読おやじ

    これでもかという位に日銀・白川総裁を徹底批判(笑)。デフレ・円高で国民が苦しんでいるのは日銀がインフレ目標を立てず、量的緩和もしなかったからだとデータを示して糾弾。また生産年齢人口の減少がデフレ要因であるとのいつぞやのベストセラーも一刀両断。ハイパーインフレなんて、戦争と革命以外では起こらないんだから日銀は国債引受でも何でもやるべしと。最近は私もいわゆるリフレ派の人の言うことが正しいのではないかという気にもなる。著者は偉い先生のようですが、文章は平易というかやや稚拙(失礼)というか。でも分かりやすかった!

  • mazda

    全部は読み切れませんでしたが、さわりの部分と結論を重点的に読みました。基本的には、デフレ脱却のために日銀が国債を引き受けることで市場にお金を流す方法で、まとも(だと私が思っている)な学者さんたちが一様に話している方法だと思います。これから考えると、民主党時代は総理自ら「増税すれば経済成長する」という、スーパーびっくり論理を展開し、その取り巻きの年寄りたちも、日本を滅ぼすことが喜びのような輩たちで、今考えるとよく日本は滅びずに持ったな、というのが率直な感想でした。

  • Willie the Wildcat

    師弟。異なるのは組織、そして背負う責任。時に辛らつな言葉も、愛情の裏返しと解釈。国を憂う立場は同じはず・・・。一方、金融緩和vs.引締め。変動要素が多々ある中で、学術的な見解が現実の解となるのか?本著は、著者の回顧録的な要素もあり、日米文化比較も興味深い。印象的なのが、著者の師トービン教授。自身の考えを持つ!同感。付け加えて、最後の件の「お疲れ様!」。確かに・・・。

  • James Hayashi

    書かれたのは13年。それ程専門的に経済を扱っているわけでなく、随筆に近い感じであり、当時の政府や日銀に物申す感じ。36年生まれなのでかなりお年だが、もっと日本経済に影響を与えうるべき方。

  • 村越操

    安倍首相の金融ブレーン、浜田教授の考え方が分かる本。非常に読み易く、現在行われている金融政策の意味が理解出来ました。「円資産が相対的に品薄なため超円高になっているのだから、円資産の供給を増やしてやればいい」「野田元首相は、為替レートは各国のマネーの量で決まるという、学界の、世界の金融界の常識を顧みることがなかった」「日銀は、その創設当初からの目的を、インフレとの闘いと自己定義している」「財務省は、政治家を陰で操り、増税へと邁進する。消費税アップは、財務省が使えるお金を増やし、権力を強化することにつながる」

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